自分の誕生日に

 
 
座禅体験をしてきました。
 
 
 
 
 
 
 
説明してくださった住職は
こんなことをおっしゃいました。
(うろ覚えだけど)
 
 
 
 
砂浜から海を眺めるとき、
 
皆さんはどこを観ていますか?
 
 
‥‥と言われても、どこ、ってないですよね。
 
 
カモメが飛んでいく空、
 
流れる雲
 
波の音‥‥
 
刻々と形を変える砂浜‥‥
 
 
とにかく全体を観ているのではないでしょうか。
 
座禅も、この、
砂浜から海を眺めるような、イメージを持っているんですね。
 
 
 
 
 
 
 
形を変える 砂浜。
 
 
 
 
 
 
 
起きていること、を
 
力を抜いて
 
いい心地で
 
眺めてみる。
 
 
 
 
面白いなと思ったのが
 
海のなかにはいっていくこともありますよね。
 
その時には、
 
溺れてしまわないように
 
泳がなくちゃならないし、
 
どんどん起きてくる
 
波にも 対処しなくちゃならない。
 
普通の生活をしていると
 
そうした
 
波のなかに
 
いるときもある。
 
 
とおっしゃったこと。
 
 
 
物事は流転していくし
状態は常に変わっていく。
 
 
自らの
変わり
うつろいゆく
日々のなかで
 
 
 
 
波にのまれないように
生き抜いていくことも必要。
 
 
 
 
 
 
けれど時には
 
その波から上がってみて
 
 
 
 
砂浜に腰かけて
波を眺める時間を
 
あえて とってみる。
 
 
 
すると
 
繋がりがあって起きている
 
ひとつひとつのことに
 
気づいていく
 
 
 
 
そのように話していただきました。
 
 
 
 
 
 
2000年前の仏教では
 
それを 「無」とおっしゃったのだそう。
 
 
 
 
 
関わり合って
 
 
起きている。
 
 
ただ自然に
 
起きていること。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
んーーーー
 
楽しかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おわり。
 
 
 
 
 
miki.