ココロとからだ✽丸ごとの

べビマセラピスト

 伊藤 寿 (いとう ことほ) です

 

 

 

日本にはベビーマッサージに近いものが

昔からありました

それは江戸時代小児あん摩です

 

 

 

 

 

七五三ができたのは、医療がまだ栄ていない時代

無事子どもが10歳まで成長することは現代よりもずっとハードルが高かったので

3歳まで育った、5歳まで育った、7歳まで育ったドキドキと大きな感激と感謝の気持ちをもって七五三をお祝いしたのだと思います

 

 

 

 

日本人は子どもを

抱っこしたり、おんぶしたりよくしますよね

 

 

 

それは触れることの大切さ

触れることは心をあたため身体を健やかに保つ、回復させる力がある

そのことを本能的にとてもよく分かっている人種だからなのだと思います

 

 

 

 

 

 

けれども戦後になって

まだ生まれて間もない赤ん坊を一人別室にする、抱き癖がつくから泣いても触れずにそのままにする、そして母乳より粉ミルクの方がいいなどというフレコミ、など

欧米の子どもに触れない子育てが入ってきて推奨されました

 

 

 

哺乳類にとって

とくに大きくなるまで自力で生きられない人間にとって

触れられないことは本能的に生命の危機を感じさせます

 

 

物質的に恵まれていても孤独感

いざという時には助けてもらえないのではという不安感覚

自分なんてという気持ちを秘めた寂しさがベースにある大人が

多く生まれてしまった大きな原因の一つに

触れない子育てがあると思っています

 

 

 

 

 

なによりも感じるのは触れない育児

 

 

ぬくもりで愛情を伝えあい

触れることで免疫を上げ

心の健康も身体の健康も労り育んできた

 

 

 

日本人の性質に

全く合っていない ということ

 

 

 

 

 

 

大丈夫だよ

そばにいるよ

愛しているよ

 

ママが子どもに愛情をもって触れることは言葉を超えてダイレクトに届くメッセージです

 

そのメッセージとは

 

あなたがどんな時も

いつも私は

あなたを愛している

 

 

ママから無条件の愛情を受けることで

子どもは自分を心から信じられるのだと思います

 

 

大人(世界)は
自分を尊重してくれる
自分を理解してくれる
自分はこれから安心して
チャレンジに集中していいんだ


 

 


触れることは生命

触れることは愛そのもの

 

子どものお腹が痛いときにママがそっと子どものお腹に手を置いてじっくりあたためるような、やさしく深く届くタッチ

私のベビーマッサージはシンプルです

ごしごし強く擦ることもなく覚えにくい作法もない

良い意味でおしゃれっぽくありません笑

 

ベビーマッサージにはベビーとママが互いの愛情を伝えあい

心と身体を深く癒す最高の力があると信じています


樹木に例えると根っこの部分の揺るがない自己肯定感

大人になっても続く大きな安心感をもたらします


 

 

 

ベビーはママに自分をまるごと愛されていることを感じ

 

そしてママも子どもからの大きな愛を感じる

 

私たちは

愛を伝えたり

愛を受け取ったり

愛情を生まれてきたこの身体で思いきり触れあい感じる

それが自然なのだと思います