足の裏のほくろを取る小手術をしました。
それを見つけたのは2012年4月。
砂利の庭に草履で出たその日、草履の間に小石が挟まり、「イタッ」と足の裏を見たのがきっかけでした。
ん?こんなとこにホクロあったっけ???と一瞬思った次の瞬間、足の裏のホクロって良くないんじゃ、、、と急に不安になり、パソコンの前に。
「足の裏、ホクロ」
出てきた言葉は「悪性黒色腫」「メラノーマ」「皮膚ガン」
やっぱり!!!!
どうしよ、どうしよ、、、また抗がん剤? また入院???
もう絶望的な気持ちと、オロオロする気持ちがめちゃくちゃに絡まる。
「予後不良」 久々に出会った最も嫌いな単語。
死神は、まだ私を、隙あらば、、、と狙っていたのか。。。
ネットで見た情報と自分の足の裏を見つめ、観察すればするほどヤバイものに感じる。
そして皮膚科へ。
「悪いものではなさそうだけどな・・・。」「取ってみないとわからないけど」「足の裏なんで痛いよ」「生活が暫くは不便に」 「ちょっと様子見て、形や大きさが変わってきたら取りますか?」
ということで、執行猶予がついた。 「悪いものではなさそう」という言葉を信じ、足の裏を眺める毎日。
しかし、、、やつは、、、よく形が変わるのです。
急に角が飛び出す。なかった線ができる・・・。
そして、、、なんかチーーーンって感じで痛かったり。。。
それでも「悪いものではなさそう」の言葉を信じ、1年半。
やっぱり大きくなってるよなー。。。
そう、3.5ミリだったはずが、4.5ミリになってました。
これは・・・悪性だよっ!!!と、又あたふた。
この大きさで悪性だと、どんな治療をするのか、、、、皮膚移植???
絶望的な気持ちで皮膚科を再受診。
ダーモスコピーの写真を見ながら、案の定、「これは取った方がいいな」とのこと。
1年半も寝かした自分を責めました。。。が、、、。
「悪いものだとしても、まだ初期の初期だからね」 と先生。
え? 1年半もほっといたのに???
「うちは来月まで手術の予約はいっぱいなので、○○医大に紹介状を書きます。
そんなに急ぐんですか?初期の初期なのに???
執行猶予が終わりました・・・。
紹介状を握り締めて、翌日、紹介先の病院へ。
「ちょっと拡大して写真とりますね」
「ふん、じゃ、取るのは、、、11月5日ね」
え、、、それなら最初の皮膚科の方が早いんですけど・・・
あの、、、そんなにほっといていいんですか?
「フィブリラパターンだから」
「悪性じゃないですから」
「足の裏だからいつか悪性化するかもしれないから取ります」
愛想の悪い先生から根掘り葉掘り聞き出して、ようやく教えてくれたのはこの3つ。
そしていよいよ手術の日、
細ーいストレッチャーにうつぶせに寝て、手術開始。
「みなさん、これはすごく痛いっておっしゃるんですけどねー、ごめんなさいねー」
と言いながら、前回の診察の時とは違う女性のベテランクラスの先生が麻酔を打つ。
’激痛’と、ネット上にも沢山記述のあった麻酔ですが、、、インフルエンザの予防接種の方がずっと痛かった。
というわけで、たいして痛くない。
なんだ、こんなもんか。
切り取ったほくろは病理検査に出すため、ガーゼの上に丁寧に置かれていた。
周りを少し大きく取って1.5センチくらい。 近くにいた研修医らしき先生に許可をとり、とりあえず写真とっておく。
1年半悩ませてくれたホクロとのお別れ。
そして2週間、松葉杖生活を送りました。
床に足を着かなければ痛くないので、痛みよりも不便さと、松葉杖による筋肉痛や圧迫通など、
他の場所が痛くなる・・・。
で、病理検査の結果は「悪性ではない。」「母斑細胞母斑」 とのことでした。
よかったーーー。
現在、手術から3週間半。抜糸も終わり、ちょっと押すと痛い、、くらいになりました。
スポーツはまだダメらしい。あと2週間くらいしたらできるかな。