昨日は赤血球輸血。ヘモグロビン7.7、赤血球236になると、頭が酸欠になってくる。なんか、どよ~んと暗いというか、だるいというか。

「早く血ちょうだーい。」と言っていた翌日、赤血球輸血。

赤血球の輸血すると、急に目の前がハッキリくっきりするし、元気になるから好き。

白血球、血小板減っても特に体調の変化はないんだけど、赤血球が減るとすぐわかります。


さてさて、早々にCV抜いて今回はかなり自由度の高い私。栄養点滴のため、再度CV、、、なんてことにならないように、多少具合が悪い時でも少しは食事を頑張って取り、どれくらい食べたかは、ちょっと大目に申告してました。で、赤血球も当然、末梢のルートから入れます。これが、、、痛いとは思わなかった。。。


赤血球の輸血が始まってすぐ、血管痛。痛いよ痛いよ、腕痛い・・・。止めて止めて、と。そして温めながら、ゆーーーっくり時間をかけての輸血。たっぷり8時間かかりました。

でも油断するとすぐ血管痛。赤血球はネットリしてるので、流れにくいせいで痛いのだそうだけど、ほんとに血管がビンビン痛いの。 やっぱり輸血いらなーい。。。と思ってしまうくらい。


で、途中で、こっそり早めた看護師さん。「早くしないで」と言ったのに、案の定もうすごく痛くなって、すぐナースコール。「痛くなっちゃった?」ってまたゆっくりペースに。痛いっつーの。


とにかく早く流せばいいのか、肘の曲げ伸ばしをしてみたら、痛くなくなることを発見。しかし、疲れる・・。なにせ8時間かかるのですから。

うーん、どうしよう、、と、今度は手をグーパーグーパーしてみる。うん、これも効果あり。親指だけでグーパーするだけでもOK。とりあえずそれをずーーーっと繰り返し、夜10時、ようやく輸血終了。(普通はCVからなら3時間程度で終わるもの) ちょっとぐったり。でもそこからすぐ、夜の抗生剤がはじまり、終わったのは12時過ぎ。もうヘトヘトでした。


輸血にずっとつきあってもらった藤井フミヤ氏の動画。ありがとう。youtubeで落としました。

ずーーっとチェの時代からファンだったけど、アメリカ行ったり家族が出来たりしているうちにファン失格の状態(新しい曲知らない、ライブ行けない、フミヤ氏の出るテレビに遭遇できない)になり、すっかり遠ざかってしまってたんだけど、ひょんなきっかけで思い出し、この入院中から、すっかりファンに戻りました。ははは。

いい年こいて、ファンクラブ戻りたいなー、なんて思ったり。でも同輩達もみんないい年のはずよね。(笑)


昔から知ってる曲を聞いて、改めてその歌詞に感動したよ。「ALIVE」。死が人よりも身近なものである今、この歌詞はかなりぐっとくるものがありました。前は特に何も感じなかったのにね。

その代わり、哀悼歌のようなものも何曲かあるのだけど、これは聞けない自分になってました。

5年経てば又聞ける自分に戻るのでしょうか。

まぁとにかく、久々にライブ映像なんかを見て、すっかり自分が若かりし日々、独身だった日々、そして今よりももっともっと世界を知らなかった時の自分を思い出して懐かしかった。

治ったら、いつか武道館に行きたいなーと思ったけど、年末の武道館ライブは去年で終わっちゃったんだって。残念。まぁ後ろばっかり振り向いても仕方ないしね。


とにかくいろんな意味で元気と勇気をもらいました。


昨日、2度目の骨髄移植をした病友さんが来て、退院する、と連絡先とプレゼントをくれた。

病友さんと連絡先の交換をするのは2人目。でも、本当はしたくないのです。

この病気は100%治るわけでなく、治らない人とは永遠の別れが来てしまう病気です。

入院中は仲良くしても、退院後はお互い知らない方が幸せだと私は思う。

5年後、誰が生きていても誰が死んでいても不思議ではない。なのに、同病さんの不幸はダイレクトに心を打ち砕かれる。

連絡先をもらったけれど、メールを送るのを躊躇っています。