微熱と小さな紫斑と咽喉に潰瘍ができたことから、近くの総合病院を受診した。
内科から耳鼻咽喉科に回され、そこで腕と足に出来た多数のあざ(子供との戦いごっこで出来たもの)を不振に思った先生。血液検査して抗生剤の処方箋と翌週の予約票を持ってうちに帰ったのに、家に病院から電話があって、すぐ戻って来いと。。。
先生が「血液検査の結果、激しい結果が出てるんでっ!」「ほっといて自然に治ることはないから」ともっと大きな病院へすぐ行くように指示を受けた。「間違いなく入院になるから3日分くらいの入院の準備をして1時間以内に」って。車で、夫を途中で拾って一緒に来てもらい、紹介状を手に指定された病院へ行った。
血液検査の結果、「白血病の可能性が高い」と外来の先生。
病棟へ案内され、個室でマルク(骨髄液の検査)を受け、先生の説明を待つ。
余命何年だろう・・・。もう死んじゃうのかな。。。 悲しいことばかり浮かんで不安だった。
ほとんど食べれない夕食の後、先生の説明。
「急性骨髄性白血病という病気です。」
「今は8割方、寛解(血液データ上、正常値に戻ること)に入ります。」
「色々生存率のデータがあるけど、年齢、様々な病院のレベル、昔の値などが色々含まれた値だから、この病院であること、あなたの年齢を考慮すると、一般的な値より良くなりますよ。」
「寛解導入(血液データを正常値にする)、地固めの治療(体内に残存する白血病細胞をゼロにする)、そして必要に応じて造血幹細胞移植をします。移植の要否はこれから治療していく中で経過などを考慮して決定します。」
このとき、私に理解できたのはこれが精一杯でした。
とりあえず、、、余命宣告じゃなかった。
まだ生きられるっぽい。生存率2~3割程度かと思ったけど、今の医療だと8割?
10万人に4~5人という稀な病気に当選した。。。
先生からの説明を聞いて、なんだかとても安心しました。
でも、怖いことが書いてある治療の同意書に沢山サインをさせられました。
生きるには、そんなこと拒んではいられません。
子供(4歳)は保育園。夕方来るはずだったママはお迎えに来れない、と保育士から説明され、
パパのお迎えをじっと待っていてくれました。
これから寂しい思いをさせることになってしまいます。
本当にごめんね。。。
興奮状態で、この日は一睡もできませんでした。
ベテランの看護師さんが話に3時間も付き合ってくれました。
「みんな元気になるよ。大丈夫だよ。ほんとだよ。この病院はみんな元気になって退院するよ。」
そう言ってくれました。
それでも念のため、手帳に銀行口座の番号や暗証番号、私が管理しているものについてを書き留めました。
なにがいつあっても、夫と子供が困らないように。。。
この日からゆうみの戦いが幕を開けました。
でもゆうみは知っています。私はこの病気で死なない。
なぜかって?私は霊感が人より強いのです。人の死を予知してしまったこともある。。。
でも、今、私に死の気配がない。自分はこの病気で死なない、と勘が教えてくれてます。
100%信じるには弱いけど、でもたぶん、勘は当たってます。