友人に 「読んでみて」 と言われ、『贖罪』 と 『告白』 を読みました。

松たか子さん主演で話題になった 『告白』 の作家が書いた 『贖罪』 を読んだ友人が、
「 『告白』 は絶対読まないつもりだったのに、『贖罪』 を読んだら、
つい、読んでしまった。。。2冊共貸すから、是非、読んで感想を聞かせて。」
と 『贖罪』 と 『告白』 の2冊を貸してくれました。
どちらも文体は読み易く、一気に読み進められたのですが、、、、
どちらにも共通して言えることは、「とても読後感の悪い作品」 ということ。
小説なので、この際、無理なストーリー設定・展開は目を瞑ったとしても、
登場人物が、とにかく、ひたすら好感が持てない人ばかり出てくるのです。

私はもともと、設定がしっかりし、登場人物の心情やキャラクターが上手く描写され、
キャラクターに好感が持てる小説が好きなので、余計そう感じたのかもしれませんが、、、、
「よくこれだけ好感の持てない人物ばかりが登場して小説が成り立つな・・・
しかも、よくこれだけ身勝手で嫌な人物に描き上げられるな・・・」
とある意味では感心してしまうほど。
ただ、あまりのキャラクターに対する嫌悪感から、残念ながら
作品に (も作者にも) 全く 「品位」 を感じることができませんでしたが。

しかも、どちらも途中から何となく展開が読めてしまうため、ミステリー特有のサプライズや
謎が解けた時の爽快感も無く、ただ、嫌悪感と後味の悪さだけが残りました。
ただ、この2冊を読み終えて改めて 「言葉の重み」 を感じました。
言った側には悪意が無くても、言われた側の取り方で
同じ言葉でも、全く違う意味を持ち、「言葉の暴力」 になり得ると言うこと。
軽く行った冗談でも、言われた側は結構根に持っていたり、
トラウマになっていたりすることがあるという話はよく聞きます。
言葉は慎重に、大切に扱わねば。
それにしても、、、、久々にこんなに後味の悪い小説を読んだわ。。。
※ これは、あくまでも私個人の感想です。