おはようごさいます。
さて、前回
の続きです(^-^)
ようやく場所が決まったので、具体的な計画書を作り始めた私。
工務店をしている叔父が、店舗設計の経験が多い知り合いの設計士さんを紹介してくれたので、その方と相談しながら、案を練っていきました。
しかし、なんせ予算が少ない…。
そんな大きな金額は借りれないだろうし、返すのも大変なので、できるだけ抑えたかった。
それを伝えると、○○円くらいあれば何とかなる、と設計士さんは言ってくれたのですが…。
※その後、いろいろと問題が発生し、なかなか苦労することになるのですが…詳しいことは書けないので、私に会った時に聞いて下さい(笑)。
設計士さんには、それまでに集めていた雑誌などから、イメージに近いものを渡して、最低限の希望箇所と、こんな雰囲気で、というのを伝えました。
計画書を書くことはあまり苦ではなかったのですが、やはり一番苦労したのが、売上予測と収支計画でした。
ハッキリ言って、お客様がどのくらい来てくれるかなんて、オープンしてみないとわからないわけですから!
それでも、平日と休日それぞれで予測して、オーダー内容とその割合から客単価も予測して、平均の売上予測を立てて、さらに月ごとの変動も考慮して、一年間の予測を立てる。
収支計画は、当初予定、1~2年後(標準)、3年後(理想)の売上別に作りました。
※後から見ると甘かったなぁと思いましたけどね。
開業計画書の用紙は、日本政策金融公庫からもらうものは、1枚だけの簡単なもので、これを使っても、独自の書式で作ってもどちらでもいいことになっています。
おそらく通常は、これにプラスして少し詳しい資料を付ける場合も多いのではないかと思います。
でも私は、支給された用紙は使わず、完全オリジナルでいきました。
計画書だけでも結構なページになったのですが、それに加えて、アンケートの結果や出張カフェでの実績、メニュー案、カフェを説明する資料(雑誌などのコピー)も添付。
これでもか!というくらい、ありとあらゆる事柄を書いて、まさに全力を注ぎました。
そのおかげで、公庫の面談の際には大したことは聞かれなかったという…だって、ほとんど全部書いてありましたからね。
私は、担当者の勧めで、飲食業や理美容業などが関係する組合経由の融資制度を使ったのですが、いざ計画書を提出した時に、組合の担当者から言われた言葉が本当に嬉しくて、泣きそうになったことを覚えています。
「これ、本当にあなた1人で作ったんですか?
素晴らしいですね。これは、公庫の人たちにも参考になると思いますよ。」
最初の問い合わせの時に、私が若い女性で自己資金も無かったことから、「無理でしょう」と素っ気なく対応されたりもしていたため、苦労も多かった準備期間中で、一番嬉しかったことでした。
こうして、自己資金が少なかったものの、土地建物が担保になったことと、計画書の内容と熱意で、何とか希望額を融資してもらえることになり、店舗工事も進んでいきます。
私はコンビニのバイトをしながら、オープン準備に入りました。
東京の合羽橋へ買い出しに行ったりするのは楽しかった!
100円ショップやネットもかなり活用しましたね。予算内で合うものを見つけるのは大変ですが、その時の私はツイていたので、ちゃんと見つかるんですね~。
オープンの1ヶ月半前に、5年間付き合った彼とお別れするという試練(笑)も乗り越え、7年越しの大きな夢をついに叶えたのが、2005年9月13日。
本当に忘れられない日です。
…が、実は二度と戻りたくない日でもあります(^_^;)
その理由とともに、次回
で「私がカフェを開業するまで」(自己紹介)は完結します(笑)。
長い文章、お読みいただき、ありがとうございました!!
これから開業を目指す方に少しでも参考になるような書き方をしてみました。