過去記事「真清田神社」の続きです。

https://ameblo.jp/happylife3749/entry-12356008021.html


尾張国には一之宮の神社が2つあります。

真清田神社と大神神社。


私は、三河国の人間ですが、

お隣の尾張国に進出してきました。


前回、真清田神社について書いたので、

今回は、大神神社について書きます。


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Wikipediaより抜粋

大神神社(おおみわじんじゃ)は、愛知県一宮市花池にある神社。

式内社名神大社)で、尾張国一宮を称する。

旧社格は郷社。

神紋は「三杉」。


祭神は次の1柱。

  • 大物主神 (おおものぬしのかみ) 大神氏(三輪氏)の奉斎する神で、大神神社(奈良県桜井市)の祭神。


大物主神とは別に、『新撰姓氏録』大和国神別 工造条に火明命十世孫として見える大美和都禰命を祭神とする説があり、これにより尾張氏(火明命の後裔氏族)と当社奉斎氏族との同祖関係が推測される。


概史

創建は不詳。

上記のように、大物主神を奉斎する大和の大神氏(三輪氏)一族が来住し祭祀を担ったと見る説と、大美和都禰命を奉斎する尾張氏関係氏族が祭祀を担ったと見る説がある。


社伝によると、当地は熱田社(熱田神宮)の荘園(熱田庄)で、毎年旧暦77日には熱田社に素麺と蓮を奉納したといい、「花池」の地名はその名残とする。

しかし『尾張国地名考』ではこの伝承は否定されており、真偽は不詳。

また近世には、当社は「三明神」「三宮明神」と称されていたという。

明治5年(1872年)5月には近代社格制度において郷社に列した。

現在では尾張国一宮を称し、全国一の宮会に加盟している(ただし一般的には尾張国一宮は真清田神社とされる)。

これに関して大神神社側では、真清田神社・大神神社が対の宮であったとし、ともに一宮となったと主張している。

現在神職は常駐しておらず、一宮市内の大神社の宮司が兼務する。


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奈良の大神神社に行った時の、

あの何とも温かくて優しいエネルギーが忘れられなくて、

尾張にも大神神社があるならと、浮き足立って行ってきました。


過去記事「大神神社」

https://ameblo.jp/happylife3749/entry-12255458798.html


過去記事「大神神社と桧原神社」

https://ameblo.jp/happylife3749/entry-12255459811.html


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尾張国一之宮ですが、こちらはこじんまりとした佇まいです。


真清田神社は、大通りの街中にありますが、
大神神社は住宅地の中にひっそりとあり、了慶寺と隣接してます。

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手水舎の龍。

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木造の狛犬ではありませんが、石像の狛犬は本殿前に2対。
こちらも阿吽の阿は、球を、
阿吽の吽は、子どもを携えています。

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本殿

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御神紋は、奈良の大神神社と同じ三杉。

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私たちが由来を読んでいた時に、
男性が来られて先に本殿で参拝されて、
参拝後に「御朱印は、お望みですか?」と聞かれて、
私たち、神社巡りしてるくせに御朱印集めてなくて、
「大丈夫です、結構です」とお断りしたのですが、
この男性、大神社の宮司さんだったんですね!

神職の方は常駐していないので、
御朱印をもらう人は、大神社の宮司さんに
電話で事前に予約を取らないといけないのですが、
この日はたまたま宮司さんいらしてたので、
社務所で御朱印もらえたみたいです。

何人かの方が社務所で御朱印頂いてました。

こじんまりとしてるのですが、参拝客はちゃんといるのです。
やはり、大神神社だけのことはありますね。

余談ですが、facebookの「神社と歴史の広場」のコミュニティで
神社ランキングをアンケートで決めてたのですが、
一位、伊勢神宮
二位、出雲大社
三位、大神神社
で、この上位TOP3は不動の順位で確立してました。

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さすがは、大物主神。
大物主神は、ニギハヤヒと同一神という説もありますからね。
これはまた、後ほど詳しく書きたいと思います。

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本殿は外削ぎの千木に五本の鰹木。
本殿横に摂社の六所社と三島社が見えました。

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三杉のご神紋入りの神馬

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摂社末社の招魂社

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御神木の楠。

もうひとつ余談。
私たちの前に参拝しに来ていた家族の方が、
「祓戸」の立て看板がある場所の前でもしっかり参拝されてて、
おお!素晴らしい!と感心しました。

祓戸について調べてみました。

祓戸大神(はらえどのおおかみ)とは、神道において祓を司どる神である。

祓戸(祓所、祓殿)とは祓を行う場所のことで、そこに祀られる神という意味である。

神職が祭祀に先立って唱える祝詞である「祓詞」では「伊邪那岐大神 筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に 禊祓給ひし時に生り坐せる 祓戸大神等」と言っており、祓戸大神とは、日本神話の神産みの段で黄泉から帰還した伊邪那岐が禊をしたときに化成した神々の総称ということになる。

延喜式』の「六月晦大祓の祝詞」に記されている瀬織津比売・速開都比売・気吹戸主・速佐須良比売の四神を祓戸四神といい、これらを指して祓戸大神と言うこともある。

これらの神は葦原中国のあらゆる罪・穢を祓い去る神で、「大祓詞」にはそれぞれの神の役割が記されている。

  • 瀬織津比売(せおりつひめ) -- もろもろの禍事・罪・穢れを川から海へ流す
  • 速開都比売(はやあきつひめ) -- 海の底で待ち構えていてもろもろの禍事・罪・穢れを飲み込む
  • 気吹戸主(いぶきどぬし) -- 速開津媛命がもろもろの禍事・罪・穢れを飲み込んだのを確認して根の国・底の国に息吹を放つ
  • 速佐須良比売(はやさすらひめ) -- 根の国・底の国に持ち込まれたもろもろの禍事・罪・穢れをさすらって失う

ん??
ここにも瀬織津姫が出て来たよ!
瀬織津姫は、祓戸四神の一柱だったんですね。

奈良の大神神社の摂社である狭井神社には、
市杵島神社に市杵島姫がいましたが、
市杵島姫もまた瀬織津姫と同一神ですし、
真清田神社にも、摂社に厳島社と八龍神社がありましたから、
市杵島姫=瀬織津姫が祀られてるって事ですよね。

どちらの神社にも手水舎に立派な龍がいましたから、
そこには海の神である女神がいらっしゃるということ。
その女神は、瀬織津姫のことのようです。


次回は、尾張氏について書きたいと思います。
続く…