今日は、Kが通っている小児科医について書きます。
先生のことが好きすぎて、以前にも似た様なことを記しましたが、
いつか、どなたかが困った時の道しるべになれば!と思っています。
まずは、息子のことから。
先月に続き、今月もまた風邪をひいてしまった息子。
先生いわく、
「風邪をひくと、すぐにゼーゼーする呼吸になりがちだから、
喘息の疑いあり!ということで、注意深くみていきましょう」とのこと。
私も主人も喘息もちではないので、たぶん大丈夫だとは思うが、
幼いうちはどうしても気道に炎症を起きると、繰りかえすことが多いからと。
今回も毎日せっせと吸入に通っている中で、
昨夜は、22時まで寝付かずに、
夜中も私と主人にかかと落としをしながらベッドの中を移動しまくり、
明け方も早くに起きたんです・・・と告げたら、
「うーん、このゼーゼーじゃあ、苦しくて眠りも浅くなるよね。
で、今なに食べさせてる?」と。
*子供の眠りについて
大人は、眠っているうちの2割が夢をみていて、残り8割は体を休めているといわれるが
子供は、その逆。7~8割、昼間起きたことを脳内から消す作業をしたり、夢をみているそう。
今の息子のように少しでも呼吸がつらい状態だと、それが夢に影響して、
体や足を動かすことになり、それがまた眠りを浅くしている!と説明を受けました。
「もう咳も止まっているし、元気なので
ご飯とお味噌汁、あとはおかずをちょっと。(病気のときは小食に!も以前教えて頂いたこと)
お昼は、おうどん。
でも、いつもの半分も食べずに遊びはじめて私に叱られてます!」と言ったら
「お母さんも具合が悪かったら、優しくされたいでしょ~。
食育とか、躾とかは体調戻ってからにして、本人が食べたいものを食べさせて。
とにかく抱っこして安心させて、優しくしてね」と。
早く元気になってほしいと無理に食べさせると、消化にエネルギーを使い、
かえって病状がよくなるのに時間もかかるし、眠りの妨げにもなるそうです。
で、今日のお昼と夕食は、バナナと、ゼリー。
飲み物は、薄めた紅茶、りんごジュース(オレンジJは風邪の時はNG)、カルピス。
結果、お昼を食べ終えて一息ついたら、ひとりでベッドへ行き、3時間就寝。
わ!!これは夜寝られなくなるわ。と思いながら
夕方、再び吸入に行った際に報告したら、「寝られることはよいこと」と褒められ、
夜ご飯のあとも、20時前に一緒に横になったら、すぐにスヤスヤと眠りにつきました。
無理に食事をとらせる→本人は苦しいから食べたくなく遊ぶ→私が叱る→
イライラしたママをみて悲しいし情緒不安定に→寝られない→また私が叱る
思えば、負のスパイラルだったんですね。反省。
こうして、毎回的確なアドバイスをもらい、
ベテラン揃いの看護師さんに息子も私も(^^)可愛がってもらい、
本当に素晴らしい小児病院だなーと、心から感謝しています。
吸入は診察室の隅で行うので、時折、他の方と先生のやりとりを伺いながら
参考にさせていただくこともたくさんあります。
情報漏洩になるので、詳しくは書きませんが・・。
ある時は、お子さんの便秘に悩むお母様と3歳の息子さん。
他のクリニックでお薬をたくさん出されていたようですが、紹介でみえていて
先生は、
「うまく出ないことで本人も困っているし、おかあさんが悩んでるっていうこともわかってるから、
トイレ!う〇ち!出た?出ない?とそのことばかり話すのはやめることから始めましょう。
毎朝3分一緒にしゃがむポーズをしたあと、出ないようだったら無理せずに。
お食事は、〇〇と〇〇は食べて、〇〇は△。〇〇はNG!
お薬は様子を見ながら、これだけ。
トイトレもやっきにならなくてOK。おむつに上手に出来るようになったら、少しずつね!」と。
そのお母さん、
「目から鱗の連続です」と頭を下げて帰っていかれました。
またある時は、小学校低学年の女の子とお母様。
「学校から帰ってきて、突然お腹が痛いって言いだして・・。
でも、どういうふうに痛いの?って聞いても、言わないからわからなくて」と。
「精神的なものだと思うんです」というお母様に「大丈夫!」と制してから
「何組さん?」「なんの時間が1番好きなの?」から言葉掛けスタート。
色々話をしながら、「運動会いつ?」と。はい、問題点にぶちあたり!
どうやら運動会で走るのが嫌でストレスだったようで・・・。
先生
「運動会、練習も本番も頑張らなくていいからねー。」
お母さんが「先生、そんなー」というのも笑顔で制して
「運動会なんて1年中あるわけじゃないんだから大丈夫だよ」と。
また、
下のお子さんが生まれて赤ちゃん返り。
イヤイヤ+下のお子さんに意地悪ちょっかいだして困ってますというお母様には
「とにかく我慢させないで」と。
本人は、ちゃんと自覚しながら頑張っているんだから、それを認めましょう。
「お兄ちゃんなんだから!」と我慢を強いるようなことを言ったり、
急に成長を促すようなことを言ったりすると、逆効果。
おやつも、まずは半分にしてその上で
「お兄ちゃんは頑張ってるから、少し多くしておくね。いつも有難う」みたいに対応していくと
落ち着いてくるから!と。
こういうことって、育児書に書いてあるようなことなんだけれど、
困っている最中に、必要な記事にあたるとは限らないし、
優しく温かい言葉で声を掛けてもらうと、本当に助かるし嬉しいもの。
突然の子供の病気や、成長の心配やあれこれ、育児の不安。
それを子供の立場にたって、わかりやすい言葉で私たち親に伝えて、
具体的なアドバイスをくださる素晴らしい先生と看護師さんたち。
自分自身、出会って本当に良かったと思えるクリニックです。
何かお悩みがある方は訪ねてみることをお勧めします。
メッセージ頂いたら、ご紹介しますね。