天気悪くて寒い
土曜日はシャバットなので、なかなか動きにくい
だけど、アラブバスは動いてるって聞いて聖誕生教会のあるベツレヘムに向かった
ベツレヘムには12月25日、世界中からイエスの誕生日を祝う人達でごった返すらしい
その場面は世界中に生中継されるだとか
その場面、見てみたいが、、、
教会に入ると、やっぱり人でいっぱいだった
聖誕の場所は地下洞窟の中になっていて、巡礼者で長蛇の列になっていた
星印の所が産まれた場所
世界的に有名な場所に来たんだと、神聖な場所とされる所を観光として来ているのが、なんか申し訳ない気分に
なってしまう
そして、外にでるとミルクグレットというかわいい教会があった
今日は薄着で来てしまったのもあってとてつもなく寒い、しかも雨まで降り出した
とりあえず腹減った~
コーヒーをご馳走してくれたおじさんが、人気のアラブ料理屋に連れてってくれた
イスラエルに来てから物価が高過ぎて、毎日屋台のサンドウィッチしか食べてなかった
揚げたてパラっぺ、ホンモスは最近の中でピカイチ
しかもエルサレムよりもはるかに安い
ここベツレヘムはパレスチナ自治区
同じ国内にあっても、物価が全然違うみたいでビックリする
帰りにあたしはもうひとつ観たいものがあった
それは分離壁
イスラエルがテロ防止の為だと勝手にパレスチナの土地側に作ったとてつもなく大きな壁
完成すれば700キロに渡る、パレスチナと区別するためのベルリンの壁のようなものだ
ユダヤ人以外はコッチに入ってくるなと言わんばかりに灰色の高い冷たいような壁でイスラエル側なんて覗く事すら出来ない状態
国境地点でもこんな頑丈な境い目みた事がない
パレスチナ側にはカラフルな落書きがいっぱいある
平和を唱えたもの
皮肉を書いたものもある。
こんな壁なんて要らないその通り
ユダヤ人が差別したいだけなんやし
ベツレヘムからエルサレムに帰るにはチェックポイントと言われる長い長い頑丈な鉄格子を通って、荷物チェック
パーカーとか靴まで脱がされたし寒いのに、、、
そしてスイッチを押してもらわないと中に入れない鉄格子を何回も通ってエルサレム側に出る
まるで動物園の檻の中にいるかのような気分になる
これも、パレスチナ人が攻めて来る事を想定したり、テロアイテムを持ち込ませないためなんだろーけど
ベツレヘムの小さな町では人懐っこいパレスチナ人がすぐコーヒーでも飲んでいきなさい
断っても断っても引っ張られる~
話をしててもなんかいい人ばかりのように感じる
アラブの雰囲気で温かいし、迷子になってても親切に連れてってくれるし、シェアタクシーに乗れば、言葉が通じないから乗客と運転手があーだこーだ言いながら考えてくれる
エルサレムだったら途中で放り出されそーやし
中東に来るまでパレスチナは危険な人達ってイメージばかりだったけど、ユダヤ人にイスラエルから追い出されたかわいそうな人達って思ってしまう
パレスチナ難民はレバノン、シリア、ヨルダンに多くいるし、イスラエルを嫌う理由もやっと分かってきた
ユダヤ人はナチスに虐待を受けたかわいそうな人達だと思ってたけど、パレスチナ人に対して変わらない事しとる気がする
オレは子供10人いる
何故ならば、イスラエルに殺されるかーらーだー
っていうのも何回か聞いた
イスラエル側にも違う言いがあるんやろうけど...
この壁がなくならない限り、平和な日が来るのはまだまだ先になるんじゃないかと思う
分離壁は衝撃的だった
仏教もイスラム教もキリスト教もユダヤ教もヒンズー教も全部一緒なんだ~