「この病気は絶対に治りませんからね」
「リンパ腫が脳に到達したら、1年以内に死ぬ」
と言った市立病院の担当医の言葉が頭から離れません。
抗がん剤の効果や副作用などは様々だとかで断定できないというのに
どうして、人の余命とか不治の病だとかを断定できるのでしょうか。
余命宣告などの医者の言葉には何の責任も生じない。
余命1年、と告げて2年以上生きたら感謝されこそすれ
文句を言われることなどないでしょう。
それこそ言いたい放題言えるわけで。
しかも、短めにいう方が感謝される率が高いときている。
でも、抗がん剤をやらないので、病院に行く意味もなくなり
その言葉だけを残された私は戦々恐々、脳に達するのが明日か来週か1か月後か。
呪いの言葉のように心の中で繰り返していました。
でも呪いの言葉を受け入れてしまうと、それが現実になってしまいそうです。
まずは、その言葉を否定しようとしましたが
今は、そうかも知れないしそうでないかも知れない、というスタンスかな。
とにかく今は生きているわけで、真夏の真っ青な空も緑の山も
時々吹く爽やかな風も味わえるわけで。
いつまで生きられるかわからないけれど、とにかく今を生きるのがいいわ。
主症状は相変わらず耳閉感・頭重感で、
どういうわけか食事の時に特に酷くなって生命維持のための摂食を妨害してきます。
体力維持のために妨害にめげずに小食にならないように食べています。
睡眠時にも症状が酷くなり、生命維持のための睡眠を妨げます。
でも、暫く悩まされた拍動性の耳鳴りは弱まり、寝つきがよくなりました。
それに代わって、発作性頭位めまい症を発症、歩行困難になっています。
さてこの状態は、病気が良くなっているのか悪くなっているのか?
良くなっていると思うことにしましょう。
病は気からといいますから。
(心の声)気持ちだけで治るんやったら病院はいらんやろ!
はい、病院に行っても何もできないし、そう思うしか方法がないです。