6月11日㈫

前日、夫は退院の私を迎えに行く前に、自家用車を車検に出していました。

早割で予約していたものです。

今日は車検済みの車を取りに行く日です。

お昼前に家を出て、近くのレストランでランチ。

その後、オートバックスに車を引き取り、スーパーで買い物をしました。

入院して心臓が止まりそうになった2日後から

いつもと変わらない日常を過ごしています。

 

ただ、現実を見ていないだけなのかもしれない。

耳閉感や、頭がボーっとした感じや、不整脈など

だんだん不調が強くなっている感じはしています。

 

担当医は「薬の効果や副作用など人それぞれだから

やってみなければ何とも言えない」と言って断言を避けていたけれど

2つだけ断言しました。

1「この病気は絶対に治らない」

2「画像で確認された左後頭部のリンパ腫が頭蓋骨に浸潤して

脳に到達したら1年以内に死ぬ」

これがいわゆる余命宣告というものでしょうか。

でも、まだ頭蓋骨に浸潤していないし、ゆえに脳にも到達していません。

それがいつ頃なのか、明日か、一週間後か一か月後か半年後か。

そうなる前に抗がん剤や分子標的薬で治療するということだったのですが

心臓のトラブルで退院してしまった。

自分が抗がん剤に耐えられる身体なのかもわからない。

となると、脳に到達するまでの間、平穏に暮らすのがいいのかなと思っています。

 

近藤誠先生の最新刊に書いてありました。

「濾胞性リンパ腫はどんなに大きくなっても臓器を侵されなければ死ぬことはありません。・・・・死に至るのは脳にリンパ腫が発生した時だけで、それはめったに起きない。万一そうなっても苦痛はなく、すーっと意識が薄れて眠るような臨終です」

 

めったに起きないことが起きているのでしょうか。

であれば、苦痛のない、眠るような臨終を迎えたいものです。