4月15日㈪
京都知恩寺で養老孟司先生の講演会がありました。
1月中旬に申し込んだときは、悪性リンパ腫に罹っているとは思っていなかった。
病気が発覚してからも、この講演会を楽しみに、体調を整えてきました。
前日はよく眠れたし、複視も治っているし、行くことにしました。
途中まで自分で運転して、駅前のパーキングに停めて
JRとタクシーで会場まで行きました。
運転は以前漢方医に行くときもできたので、大丈夫でした。
病気の影響は、歌えなくなったこと、無理できなくなったこと、
でも、疲れすぎないように気をつければほとんどのことはできます。
テーマは「生きること、死ぬこと」
今の自分にピッタリです。
大殿のご本尊の前で講演されました。
でも、残念なことに、左耳が相変わらず耳閉になっていて、
三分の一ぐらいしか聞き取れませんでした。
「自分が死ぬことは考えなくていい、考えても意味がない。
自分が死ぬ時期もわからないし、自然の流れです、
自分の死は自分はわからない、親しい人たちにとって自分の死がある」
意味ないなら、私もいつ死ぬかとか、考えないことにしたいけど
あと何年ぐらい生きられるのかなーとか、やっぱり考えてしまいます。
でも、暗くならないで、今日生きていることを喜んで、楽しめればいいですね。
いつかは死ぬのだから、準備だけはしておきましょう。
お話の中でよくわかったのは、養老先生が最近どこでも言っておられる
東南海地震と富士山の噴火のこと。
「2038年までに起きる、根拠も示されている、みなさん準備をしましょう」
とのこと。
地震は日本ではあちこちでよく起きているので、
誤差はあれど、地震予知はだいたい当たりますね。
生きているうちに来るのか、死んだ後なのか、わかりませんが。
京都は外国人が多く、バスの中で席を譲ってくれるし
エスカレーターでは、先に乗せてくれるし
マナーがいい人ばかりでした。
やっぱりレディファーストだなーと思いました。
日本人も外国人に親切にしないとね。