マイスリーを飲むようになってから、20年は経っている。

少し止めた期間はあったけど。

 

きっかけは、元夫の不倫。

一睡もできなくなってしまった。こうしたら眠れる、というのを色々調べて試したけれど、全く効果なし。仕事もできなくなった。地面が斜めに傾いているように感じて、真っ直ぐに立って真っ直ぐに歩けない。

やむを得ずメンタルクリニックを受診しました。向精神薬、抗うつ薬、睡眠薬、などを処方されました。

リーゼ、ハルシオン、あと何だったか。

飲んだら、眠れるようになったし心も軽くなったけれど、悪夢を見るようになった。

医者に相談すると、「すっと眠れて、7時間後、朝気持ちよく起きれる薬ができたので、それを出しましょう」と言われ、マイスリー(ゾルピデム)を出してもらったのが始まり。

私はほとんどどんな薬も副作用がきつくて飲めないのですが、マイスリーは特に何も副作用がでません。これが、超長期服用に繋がったと思う。

飲んだら眠れるから夜寝る前に飲むのが習慣化した。悪い生活習慣そのものです。

止めようと思っても、飲まないと2時間も3時間も眠れない。それなら抵抗せず最初から飲んでおけば時間を無駄にしない、しかたないか、と飲む。

知り合った人たちの中にも、意外とマイスリーを飲んでる人がいて、「止められないよね~」と言いながらダラダラ飲み続け、気が付くと20年たっていました。

ベンゾジアゼピン系はよくないけど、非ベンゾジアゼピン系は大丈夫依存性も低い、などとも言われ許容していたのも良くなかった。実際は飲まないと眠れないのは依存性があるということです。

体内時計が狂ってしまうのか、どんどん遅寝遅起きになっていく、朝はだるくてボーっとしてしまう。活発な人生は夢のまた夢になってしまいます。

元夫と離婚して、嫌なことを忘れよう人生出直そうと心機一転しましたが、マイスリーだけは止められないままでした。

今年早々から複視症状が出て、睡眠障害が酷くなり、どうせ体調が悪くてどこにも行けないのだから、眠れなくてもいいや、医者も「マイスリーが効いていると思うのは幻想だ」と言うし、幻想なら現実を見ればいいだけ、この際断薬しようと思ったわけです。

マイスリーが複視状態の原因の一つになっているかもしれないし。

マイスリーを飲んでいる友達もまぶたが重いんだけど、なんでだろ、と言っていました。

 

何というか、元夫の呪縛を20年も引きずっているなんて、実に愚か、実に馬鹿げてる。

もう人生は終盤だというのに。

 

昨夜は、断薬6日目。

23時消灯、10分程度で入眠。3時に覚醒、トイレに行き30分程度で入眠。6時半覚醒。8時までウトウト。結構よく眠れたんじゃないかな。