市立病院の検査入院では、複視の原因を確定できませんでした。
担当が脳神経内科の先生だったので、視神経麻痺が内臓や血液の異常から起こっているのではないか、という前提で広範囲に検査をしたようです。
先生は第一にトロサ・ハント症候群を疑っていたようです。
なるほど、症状はかなり近い。
確定するとステロイド治療が効果的ということですが、免疫力が低下して間質性肺炎などで命を落とすことがあるので、治療に踏み切れないようです。私自身も原因が確定しないままステロイド治療に踏み切るのは遠慮したいです。トロサ・ハント症候群の詳しい説明。
海面動脈洞の腫瘍であれば、ステロイドは禁忌だそうです。
虚血性動眼運動神経麻痺による頭痛、肥厚性硬膜炎、サルコイドーシス、感染症による視神経麻痺、慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー、眼瞼麻痺性片頭痛、と色々あるようですが、私の場合骨髄液まで調べたけれど骨髄系はないようです。どれもあてはまりそうで、ちがうところもあり、診断が困難なのはわかります。
左側の頭痛と眼窩の痛みがあるのですが、最近は右側も痛みがあります。MRIでは頭蓋底に何かあるのは確認できているようです。
内臓、血液、骨髄を全て調べた結果
胃カメラ=萎縮性胃炎、
大腸内視鏡検査=S字結腸ポリープまたはおおむね線種とおもわれるがM癌を疑うESD適応(内視鏡で切除)
CT=左後頭部腫瘤、頭蓋底浸潤性病変(主に蝶形骨)、左頚部リンパ節腫大、左乳突蜂巣に軟部影、中耳炎・乳様突起炎の疑い、大動脈弁石灰化、冠状動脈石灰化、甲状腺右葉LDA
MRI=頭蓋底を中心とした多発骨・骨髄病変+左側優位の骨外浸潤性病変:類似の不均一な映像効果あり
エコー検査=慢性肝炎、軽度脂肪肝、胆嚢ポリープ(3mm)、胆砂、腎嚢胞
脳脊髄液検査=小型リンパ球認める、悪性所見認めない
色々悪いところはあるようです。
肝腎要がよくないし、大腸の線種もとるほうがいいのか。動脈の石灰化も嫌だな。
今の目の病気は頭蓋底浸潤性病変のせいなのかな。
どうやって治療するのでしょうか。