こんにちは、私は現在ベトナムホーチミンに在住中です。
暇なので、駐妻の悩みについて考察してみることにします。
駐妻の悩み①
「買い物が難しい、面倒くさい」
海外在住者あるあるなのでしょうが、
スーパーに行くだけでどっと疲れます。
見慣れない文字、見慣れないパッケージ。
わからない会計システム。
値札がわからないので値段もわからない。
日本に住んでいるときどんだけ脳死で買い物してたのかと
思い知らされました。
駐妻の悩み②
「駐妻同士の人間関係難しい」
おそらく、十数年前に比べると駐妻同士の付き合いも
減ったのでは?と勝手に推測していますが、それでも
家族ぐるみの会社イベントなどがあると、奥さん同士で
お話ししなくてはいけない…。
そして、同じ会社でも
旦那さんの立ち回り具合で家のグレードに差がでたり
会社からの補填を使いこなせていたりいなかったり…。
思わず、自分が受けている恩恵を口にしようものなら
「えっ」と眉をひそめられることもあるので
脳死で会話していると自爆します。笑
駐妻の悩み③
「働けなくて自信をなくす」
特に、帯同前にバリバリ仕事をしていて
仕事にアイデンティティを感じているとこれを感じます。
帯同ビザでは就労できず、現地でフルタイム勤務を探すか
日本とのリモートワークを課税されない範囲で続けるか…。
家族の予定や駐在期間を考えると、日本のように気軽に
「働こう」という決断に至れないのが現状です。
駐妻の悩み④
「見栄や評価が気になる」
おそらく駐妻が大半が「駐妻 うざい」など検索欄を見て、しおらしく
過ごしていると実感しています。
カフェ巡りやお茶会をしているキラキラ駐妻は
過去の遺産になりつつあるのかな~と個人的には思います。
駐在員も昔より一般的になり、昔のようにメイド付き車付き
豪華なヴィラ住まいは経済後進国でないと実現できないようです。
私自身、友達にも駐在帯同していることは必要以上に話さないし
現地でも、日本人の群れにできるだけ近づかない暮らしです。
(お子さんがいる家庭は日本人同士の交流があるのは当然かと思います)
従って現在の私は海外生活のあれこれを友人にも現地の駐妻仲間にも
話さず、一人で悶々と過ごす日もあります。
世間的にはまだまだ「駐妻=優雅な暮らし」という
認識がありそうで萎縮してしまっています。
駐妻の悩み⑤
「ないものにフォーカスしてしまう」
例えば「日本では○○があるのに…」とか
「私にはキャリアがない…」とか「語学力がない…」とか
とにかくマイナス思考に陥りやすくなります。
ネットで見たのですが「人間は刺激のない環境にいると鬱になる」
ということがあるらしいです。
とにかく、日本との環境の差にショックを感じたり
周りの奥様のスペックが高くてキラキラして見えたり…
やることがない、部屋に閉じこもって刺激がないことが
相まって「うつ」になりやすいです。
旦那さんにも、海外生活で疲れていたり、夜の付き合いや
休日の付き合いなどが増えたりして余裕がなくなると
いままであった「旦那さんの優しさがなくなった」と
より辛さが増してしまうのかもしれません。
5つ挙げてみましたが、
- 「情報の混乱」
- 「人間関係の煩わしさ」
- 「キャリア形成の不安」
- 「見栄や他者評価が気になる」
- 「ないものにフォーカスしてしまう」
こうして冷静にみてみると
駐妻の悩みも現代人によくある悩み
なのではないでしょうか(?)
「海外に暮らしている」という点で日本の友達など
身近にいる人たちから悩みを共感されにくい辛さは
ありますが、悩みの本質はどの国にいても
あり得ること。
しかも、経済的に安定している立場の駐妻だと
余計に「恵まれているのに何で悩むの?」と
不思議がられるのかもしれません。
ある人が「人には人の地獄がある」と言っていましたが
立場や状況などステージによって悩みの質は変わるもの。
「駐妻である」というステージで人生において何か学ぶものや
乗り越えなくてはいけないトラウマがあるのかもしれませんね。
私の場合は、ぼんやりとですが
「人にうまく頼ること」や
「人と緩やかに心地よくつながること」
「自分を大切にすること」
この期間の学ぶべきテーマなのかなと考えていますが
まだハッキリとわかりません!!!!(暴)