イラスト:手話しゅわSHUSHUSHUより
グーチママさんからのお悩み相談とその経過です!
お子さんは、特別支援学校小2のSくん と
その弟で幼稚園年長のKくん。
「うちの子たち、毎日お風呂に入る時にケンカになるんです!
どっちが先に入るか?で。
どっちも譲りたくない気持ちがあるみたいで。」
ふむふむ、なるほど。
Sくんは、お耳が聞こえにくく、理解もゆっくり目。
ジャンケンはまだ難しい。
音声での会話だけだと
「順番を決めること」が
うまく伝わらないのかもしれないなあ
と私は思いました。
そこで、【1〜3までの数字のクジびき】を提案!!
3までにしたのは、そこまでならSくんが理解できると思えたのと、
2人だと1人がひいたら、おのずと兄弟の順番が決まってしまうので
ママも入れての3人でクジびきする方がいい、と。
Sくん、Kくん、ママの3人でクジを引いて
出た数字の順番でお風呂に入る
という〈ルール〉で毎日行うことを提案しました。
初めは、順番の意味がわからなかったとしても
毎日、出た数字とその順番を守ることの繰り返しで
きっと、Sくんも覚えていけるのではないかな?と思ったのです。
ママも「あ〜!すごく楽しそう!それなら、できるかもしれない!
すぐにクジを作ります!」と前向き^^
クジは、箱から数字の書いた紙を引く方法でもいいし、
あみだくじができそうなら、あみだくじも楽しそうだね〜♪なんて
ママと話しました。
あれから2週間が経ち、今日のママのグーチレッスン。
「クジびき作戦、大成功でした〜♪
あれから、毎日楽しくSとKと一緒に
『1ば〜ん〇〇、2ば〜ん〇〇、3ば〜ん〇〇』って
指で数字を出しながら
順番を守ることができてます!
すごく盛り上がって、楽しいです♪
実は、Sには申し訳ないんだけど、
まさかSがこんなに数字や順番を守ることの理解ができるなんて
思ってなくて、嬉しい驚きでした!」
とママから報告がありました。
うん、うん。
本当によかった!嬉しいね!
子どもの成長過程にあわせて、
視覚も取り入れた楽しい方法を
ぜひこれからも一緒に考えていきましょ〜♪