はぴきゅーは結構、絵本が好きです。

保育でも、子育てでも、たくさんの絵本を子ども達と一緒に楽しんできました。



絵本のメリットはいろいろあるのですが、シンプルに子どもと楽しく見て読むのが一番だと思います。
(たしかマツコの番組に出ていた人も同じことを話してましたね)


なので、できれば時間と気持ちにゆとりがある時に読んであげると良いかなと。

小学生になると次第に少なくなりがちの「ふれあいタイム」ですが、絵本を一緒に見ることでそんな時間にもできますね。
(高学年くらいまで読み聞かせてあげて良いそうですよ。)



さて、そんな絵本の中からこのブログにて不定期に、一冊ずつ紹介してみよっかなと思います。


今回ご紹介するのは

ラチとらいおん
(マレーク・ベロニカ)

です。


この絵本、はぴきゅーが子どもの時に家にあった絵本で不思議と印象深い絵本です。

外国の絵本って、日本の絵本と違って独特の雰囲気やストーリーだったり、色づかいが暗いものがあったりしますよね。


このラチとらいおんも、表紙は黒ベースでそこに主人公のラチとらいおんが描かれているというシンプルなものです。


※この後は内容にもふれていますので、ご注意ください。


絵)
この作者の方らしいタッチで背景もとてもシンプル。小さならいおんは赤色でその姿とともに独特でかわいらしいです。

あらすじ)
弱虫のラチの前にある日、小さならいおんが現れます。
らいおんはラチを強くしようと一緒に行動し助言してくれます。そして、らいおんのおかげでラチはだんだんと強くなり、一人でも大丈夫な程になりました。

らいおんにお礼をいおうとすると、
家に手紙があり・・・。

と、いったストーリーです。



子どもにとって、らいおんがパートナーだったらどんなに心強いでしょうか。
強くなっていくラチに共感しながら、冒険するドキドキも味わうことができるのではないかな。と思います。



大人目線でもこの絵本から学べることがいくつかあります。

①相手が独り立ちしたら(自信や力をつけたら)信じて遠くから見守る。

→らいおんがいつまでも側にいたら、ラチはずっと頼ってしまい本当の意味で強くはなれません。
子どもでも、後輩でも、伸ばしてあげたい相手には共通していえることだと思います。


②見た目では本当の力や相手の真価ははかれない。

→小さならいおんですが、相撲も勇気も相手を想う気持ちも大きならいおん以上です。
第一印象は大切ですが、それだけで相手や物事を決めつけないようしたいものです。


③相手の為に親身になる。

→らいおんはいつもラチと一緒に行動し、時に厳しく、時に優しく、いつでも側にいるよ、という安心感を与えていました。

相手の信頼や愛情を得るためには、こちらも愛情、情熱、時間などをかけて親身になることで深い関係が気づけます。

と、いった所です。


この紹介を機に、ラチとらいおんを読んでみようと思っていただけたら嬉しいです。