サンタクロースっているんでしょうか? | まみゅのぶろぐ

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スピリチュアルな生き方を…
愛や偶然がもたらしてくれる奇跡に敬意をはらい
美しい言葉と波動の高い空間と心地よい香りを愛し
優しさと尊厳をもって、相手に触れる
こんなことを日々心がけています

今年もあと2週間と少し

 

 

一年という時間の流れを

年々、早いと感じるのですが

これって

それだけ、年齢を重ねてきたから

っていうのを

チコちゃんに教えてもらったのは

何年前でしたか・・・?

 

 

若い頃

憧れていたクリスマスの過ごし方は

彼に

高級ホテルを予約してもらって
フレンチとかイタリアンのディナーに
アクセサリーとかのプレゼント

 

そういうことをしないまま

人生を折り返した今は

クリスチャンではないけれど
心静かに、

イエス様のお誕生をお祝いし、
愛を感じ愛に感謝して
いつもとかわらない一日だって

とっても素敵

 

 

そんな風に無理なく

思えるようになりましたクリスマスツリー

 





キリスト教系の大学に通っていた頃
クリスマス礼拝では

ページェントを見て
讃美歌を歌い
ハレルヤが

チャペルに響き渡る感動

 


クリスマスのもたらしてくれる

空気、灯り、匂い、音楽、言葉が大好きです。



寒い季節なのに

暖かさを感じるのは、
真ん中に

愛があるからなのでしょうか?



クリスマス礼拝のクライマックスは、
学生全員による

「Oh! Holy Night」のコーラス

 

 

ケルテッィク・ウーマンで

どうぞ音譜

 

 

 


歌いながら、

とても崇高な気持ちになって、
これまでの自分を

悔い改めたくなったし、
感謝の思いが

自然とあふれてきた記憶があります。




 

 

勤めていた

仏教系の保育園でも、

成道会(じょうどうえ)が終わると
クリスマスツリーを飾り、

クリスマスのプレゼントも

用意してあったりして、
クリスマスというのは、

日本では、宗教行事というより
語弊があるかもしれませんが、
風物詩のような感じに

なっているように思います。



そんな

イマドキのクリスマスを

いいとか悪いとか

特に、意見はありませんが


なんか、

引っかかる表現が

ひとつありまして・・・


それは、
「サンタクロースって

いつまで信じてた?」的な表現


この言葉を見聞きするたびに、
なぜか、

私の心の奥の方が、

ぎゅって握られているような、
そんな苦しさを覚えるのです。



この場合のサンタクロースって
クリスマスイブに枕元に
プレゼントを

置いといてくれる存在のことですよね?



子どもの頃、

必要なものや欲しいものは、
普段は親が整えてくれていました。


 

言うことを聞かないと

サンタさん来ないよとかって

戒め的に使われていたり
サンタクロースについて
本当のことをいつ言う?とかって
こういうやりとりを

見聞きすると、

心が苦しくなるのです。


遠い北の国に

住んでいらっしゃる、
白いおひげを

たくわえたおじいさんが、
冬の夜にプレゼントを

もってきてくれていた・・・のではなく、
プレゼントを用意していたのは、

親もしくは身近な誰かでありました・・・


これが、本当のことなんですかね・・・


***



若い頃

結納を交わしてから、

婚約を解消した年の冬のこと


私には、

いつもの冬よりも

寒さが厳しくって

風も冷たかった冬のこと



友人がルミナリエに

誘ってくれまして
待ち合わせの駅での

待ち合わせの時間まで、

駅そばの本屋さんで

立ち読みして過ごしていました。


時期が時期だけに、

クリスマス関連の本が

いっぱ~いあったんですけど、
私が手に取ったのは、
この本でした。

 

 

 

 

 

8歳の女の子が今から、100年くらい前、
ニューヨークに住む

クラスの友だちが

「サンタクロースなんて実在しない!」

と言っているのを

父親に話して

父親の見解を・・・と思ったところ

父親の回答は

「新聞社にきいてごらん」

ということだったのをうけて

彼女は、投書したんだそうです。

 

 

この本は

新聞社が
投書に対する答えを
社説に掲載したものなのだそうです。


立ち読みなのに
涙がとまらなくなって

最後には、

嗚咽にまでなりました。



子どものいない私だからの

発想かもしれませんが、
プレゼントを届けてくれる存在としての

サンタクロースがいるとかいないとか
そういうことじゃなくって、
プレゼントは

親が用意していたとしても、
あるいは、

おもちゃとかの物質としての

プレゼントを手にすることが

なかったとしても・・・



「愛とか 思いやりとか 

いたわりとかが ちゃんとあるように、
サンタクロースもちゃんといるし、
愛もサンタクロースも、

ぼくらにかがやきをあたえてくれる」  

(本文より一部抜粋)



新聞社に投書した少女は、

後に小学校の教師になり、
47年間、

子どもたちの成長に寄り添ったそうです。



このような感性をもった先生に

出会えるということは、
その出会いこそが

ギフトだと思います。


最後に、私の好きな言葉をいくつか・・・。


「じゃあ秘密を教えるよ。

とてもかんたんなことだ。
ものごとはね、

心で見なくてはよく見えない。
いちばんたいせつなことは、

目に見えない。」 

(星の王子さま)



「青いお空の底ふかく、

海の小石のそのように、
夜がくるまで沈んでる、 

昼のお星は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、

見えぬものでもあるんだよ。」 

(金子みすゞ)

 

「目に見えないことが、

存在しないことの

証明にはならないし
あると証明できないことが、

ないことの証拠にもならない
そこにあるのは、

あるかもしれないという無限の可能性
サンタさんは

赤い衣装は

まとっていないかも、

白いおひげは

たくわえてはいないかも、
そして、こちら側からは

見えないかもしれないけれど、
向こうからはいつも見えていて、

見守ってくれている
見えないもは、

ただ、感じたらいいよね。」

(わたし
  

 

 

 

今宵、大切なことを

思い出すひと時を

持ちます。