暁星塵

 
暁に儚く輝く星
 
最後は魂も砕かれ塵となる
そんなイメージを抱くほど
悲壮な運命を背負ってしまった
 
この人
 
 
魏無羨の母とおなじ抱山散人の弟子の1人。
 
弟子が山を下りることを禁止しており、もし山を下りて下界に戻ったら二度と山には帰ってはならないという掟がありながらも、世の人のために生きたいと、17歳の時に下山した暁星塵。
 
下山して夜狩で名をあげていき、盟友の宋嵐
 
 
と一緒に血縁に拘らない仙門を作ることを目指していて、仙門の若人の中でも憧れの2人キラキラ
 
 
こちらの白と黒も美し照れ
 
 
藍氏双璧、雲夢双傑、そして、この2人
 
2人と出会った時に江澄なんて、憧れの人をみるようなキラキラした瞳で見ちゃうぐらい。
 
魏無羨も2人の関係に憧れて、藍湛と2人でそんな生き方って良いよねー!
(なぜか2人の姿に投影するのは自分と藍湛ニヤニヤ
って思うくらいに、何にも囚われず弱気を助け、悪を挫く…ことが出来ると信じていたのに…
 
16年前に
 
 
薛洋に出会ってしまったのが運の尽き。
ガッチリ囚われてしまう、まさかの運命
何も囚われないはずが、1番囚われてしまってはいけない人に囚われてしまった滝汗
 
薛洋は幼少時代に自分の指を無くしてしまい、その事で礫陽常氏に怨みがあり、その恨みを晴らすために礫陽常氏一族を惨殺。
そこに暁星塵が薛洋を捕らえ、聶氏に渡してしまうので逆恨みを買ってしまう。
 
 
恨んだら容赦なく復讐する薛洋。
直接暁星塵に手を下すことをせず
暁星塵の盟友の出身白雪閣を全滅させ、失意の宋嵐の瞳を奪い。この惨劇の原因は暁星塵だと告げ、怒りの矛先を暁星塵に向けるように仕向けられると。まんまとその怒りは暁星塵へ。
 
 
自分のせいだと盟友宋嵐に責められ、
心を痛めた暁星塵。
せめて、自分の目を差し出し、宋嵐の瞳にまた光が差すようにと、下山したら絶対に戻ることを許されないとわかっていても宋嵐を担ぎ、師匠抱山散人の元へ
 
師匠は暁星塵の願いを受け、美しい暁星塵の目を宋嵐に移植してくれ、無事宋嵐は目がみえるように、そして目を差し出した暁星塵はそっと彼の元を去ってしまう。
 
 
暁星塵が巻き込んでしまったと懺悔の気持ちからか、それとももう宋嵐と肩を並べ世の中の不条理に立ち向かう事が出来ないと、そんな考えで宋嵐の元から去ったのかもしれない。
 
薛洋の想像を絶する執着の犠牲になる暁星塵
山暮らしの弊害か元から清らか過ぎるのか…ショボーン
 
何の因果か瀕死の薛洋を助けてしまい、怪我が治ったすぐにでも旅立つと思っていたら、居心地の良さからか気づけば3年。
 
暁星塵の最大の魅力は汚れなき心で、素直すぎる性格。
阿箐がどんなに疑いを持って訴えても、そんな事は気にせず、清らかな心で夜狩を手伝いたいと申し出る薛洋を連れて行ってしまう。

薛洋のエゲツない復讐の一つ滝汗
目の見えない暁星塵、どうやって妖魔などの夜狩が出来るのかと思えば、彼の剣霜華がそれを捉えて、教えてくれる。
妖魔でない、薛洋によって毒の粉をかけられて、舌を切り落とされてしまった村人に霜華が反応し、斬ってしまっていたのとを後に知ることになり、その方法で盟友宋嵐までも剣を向けてしまい、全てを知り暁星塵の心はその事実に耐えきれず、魂は砕け散ってしまう。
どんなにかき集めてももう塵となった暁星塵の魂。

この世の恨みを一身に受けてしまったような人生に最後まで救いがなかったが、そこがまた儚く美しい彼を一層際立たせたんだろうな…
最後まで美しい魂の人
暁星塵
 
今日は彼の誕生日だそうです。
昨日しほりんさんのブログで知りました。
 
いつか魏無羨のように、戻る事があれば今度こそ宋嵐と共に志した仙門を作り、幸せになってほしいなぁ照れ
 
 
とながーーい。勝手に解体新書でしたー!