6月から7月にかけて梅雨だというのに晴れの日が続いていました。


その晴れの日も多くのところで35度超えの猛暑日が続き、今年の梅雨はもう真夏の中だといっていいでしょう。


真夏なので体力の消耗も相当なもので、だるい、食欲がないという日が続きます。


そういう時にはかき氷など冷たくてあっさりしたものを食べがちなのですが、そうするとまた胃腸の調子が悪くなり、ますます体力を消耗してしまいます。


とにかく今年は6月からもう夏に入ったようで、日本の四季は徐々に二季に変わろうとしているみたいです。


こういう時はとにかく体力をつけることが肝要でそのためにはしっかりと食べること、それもタンパク質とか野菜などのビタミン類を多くとるように気を付けています。


でもどうしても食欲があまりないので、そういう時ほどゆっくりとしっかり咀嚼することが大切だと思っています。


しっかり咀嚼することで胃腸への負担も減りますし、唾液の分泌も促進されますので私のような高齢者は特によく噛むことが真夏を乗り越える秘訣だと思います。


食欲がない時は普段の半分の量でもいいから、時間をかけてゆっくりと食事をすることで、必要な栄養は摂れると思います。


何が何でも一定の量は食べなければいけないという義務感はかえって食欲を低下させてしまいます。



どなたも病院に入院した時に感じられると思いますが、病院食というのは本当に量は少ないです。


そもそも私たちは1回の食事の量を摂り過ぎではないでしょうか。


少ない量でもしっかりと噛んですべての栄養を吸収できさえすれば、栄養失調になることはめったにありません。


むしろ食べ過ぎで胃腸の調子を悪くする方が栄養状態の悪化につながります。


かの正岡子規はたいへんな大食漢でそのために大病を患い、その病の痛みで大変な思いをしたそうです。


しかし、彼の妻と子は子規の食事代がかかるので自らは粗食で暮らしていたのですが、妻たちは大層長生きができたと聞いています。


食事は生きるうえで大切なことですが、適切に食べる事こそが大事で義務感で食べていると体にも悪影響を及ぼすのですね。


この夏は暑いからといってかき氷やアイスクリームばかり食べないでしっかりとした食事を少しだけ食べようと思います。