今年の梅雨は例年に比べだいぶ遅かったのですが、やはり梅雨は梅雨、降るときには降ります。


今年も大雨で浸水被害や土砂崩れなど被害が相変わらず出てしまっています。


ただ、大雨の被害は日本だけではなく、世界中で起こっているようです。


お隣の中国でも南部の方で洪水が起きていますし、インドネシア、アフガニスタンなどでも大規模な洪水被害が出ています。


こういった自然災害がすべて地球温暖化のせいではない思いますが、とにかく最近は梅雨の時分になると必ずと言っていいほど災害級の大雨が降ります。


雨というのは天の恵みでもありますが、同時に人類や動物に牙をむく恐ろしい存在でもあります。


特に雨は広範囲に被害をもたらすので、我々としても特に注意すべき天災であるといえましょう。


特に日本のように高い山とそこから流れる網の目のように張り巡らされた大小河川が時に人命も奪うほどの大きな災害となっていくのです。


こういった中で行政としては少しでも被害を抑えるために緊急速報を主にスマホに対して投げかけています。


警戒レベルを1から5までの5段階で発表しますが、特に注意が必要なので警戒レベル4でこれは避難指示です。


避難指示が最終の行動できるもので警戒レベル5となると外部に出るのは危険で、自宅での安全を確保することができるくらいです。


ただ、この避難指示というものが実際に行動できるかというとなかなかすぐに行動できる人は少ないのではないかと思います。


大雨が降っている中で必要物資を手に避難するということはかなりの決断が必要だと思うのです。


この行動がすぐできるようになるためにはあの程度訓練が必要でしょう。


実際に避難用の物資をまとめたり、実際に指示が出るであろう場所に実際に行ってみたり、自分の中で行動できるということをまず体験しないとなかなか深夜の大雨のさなかに避難するという行動は起こせないものです。



人間だれしもニュースで災害の場面を見ると大変だとは思いますが、それが自分の身に降りかかってくることまではあまり考えていないのではないでしょうか。


どこか他人事のように思ってしまっています。


これがリアルに自分のことと思うには実際に体験すること以外にはありません。


ですから、まずは自分ならではの災害対策を作り、その中の一つに体験避難というものを入れてみてはいかがでしようか。


もし自分が被災すると日常の便利さとは全く別の世界に激変してしまいます。


日ごろの生活がいかに便利でありがたいものかを痛感するでしよう。


この日ごろの生活をこれからもずっと続けられるように今の生活を守っていく努力はしておくべきでしょう。