山口がニューヨークタイムスの報道のおかげで徐々に注目を浴びています。


山口といえば最も印象付けることとしては未だに明治維新の志士を多く輩出した県だということです。


そのせいもあって総理大臣をだしたのは東京都に次いで2位、東京と山口では人口が10倍近くも違いますので、実質山口が断トツの総理大臣を出した都道府県だともいえそうです。


山口県は今までこのように政治では日本中では話題になった件ですが、それ以外の産業だとか有名人では特に突出した人がいるわけではありませんでした。


山口県出身の有名人(政治家以外)では私も観光の仕事をしている関係上いろいろあたってみましたが、松田優作さん、西村知美さん、松村邦弘さんくらいでしょうか。


あとはかなり古いですが、広島カープの名ストッパー津田恒実さん、歌手でいえば山本譲二さん、お笑いではロンブーの田村淳さんも山口出身でした。

ですが、今回ニューヨークタイムスの報道のあった山口市では断然卓球の石川佳純さんを上げる人がここ山口市では多いと思います。


石川佳純さんは平川小学校という山口市の中心地から少し南の住宅エリアの小学校を卒業して、私事ですが、私の次男の1級下に石川さんが在籍していました。


小学生当時はまだ眼鏡をかけていて、あどけない中にも闘志を込めた試合での顔には圧倒されたものです。


石川さんは実績もさりながらその容貌でもメディアに取り上げられることが多く、卓球引退後もしばしばテレビなどに出演されています。


最近ではビールのCMにも起用され、元スポーツ選手というより女優、タレントレベルの容貌に驚きの声が上がっているようです。




日本各地ではそれぞれの地の有名人が各地を盛り上げることを盛んに行っています。


特に最近ではSNSが盛んで個人の持つ発信力というのが大きな力を示すことも多いです。


マスコミに露出の多い人ほどその発信力は高まっているようで、このマスコミへの露出と個人の発信力とが関連しているのが現在の過渡期の状況だと思います。


いま、マスコミが最も注目している有名人といえばたぶん大谷翔平さんではないでしょうか。


あと、個人的には将棋の藤井壮太8冠も特別な存在に思えます。


こういったスーパースターを輩出できればいいのですが、なかなかそうもいかないのが実情です。


ですので今いる有名人をどのようにして地方を売る起爆剤として活用していくのかはそれぞれの自治体の考えるべきことだとは思いますが、今後地方を全国に売っていくのはこうした考え方をすることも必要なのではと考えます。


そういう意味では地方はそれぞれに競合の関係にあるので、いち早くあたらしいマーケティング手法を確立したところが勝つことができるのだと思います。


有名人というのはスポーツ、芸能がどうしても中心になってきます。


政治家はマーケッティングには使いづらいし、研究者もどうしても地味になってしまいますのでマスコミもあまり取り上げません。


学生は勉強が本分だと長い間言われてきましたが、実際に社会貢献できるのは勉強以外のスポーツ、芸能だというのはどうにも皮肉めいたものがあります。


ある分野での文化に貢献できる人間を育てていくのもこれからの地方創生には必要なのかもしれません。