帝王切開の手術レポになります。
出産と言えども、帝王切開はガチの手術なんですよね。
手術室に入るとまずはロビーがあります。
そこで助産師さんと一緒に、名前が呼ばれるのを待ちました。
考えたら当たり前なんですが、病気か何かで手術する人たちもロビーで待機していて、あー手術なんだなと実感しました。
少し待つと、すぐに担当の麻酔科の美人女医が来ました。大学病院もそうでしたが、帝王切開の主導は麻酔科の先生です。産科医じゃないんですよね。
この先は全て、麻酔科の先生の言う通りに動きます。
まずは実際に手術をする部屋に案内され、言われるがままに細いベッドに横になります。
あとはもう、まな板の上の鯉です。
点滴を刺され、血圧計を設置されて、パルスオキシメーターをつけられ、胸下にカーテンが置かれ、その間に私はBGMのCDを選びました。
本当はゆずが良かったのですが(17歳の頃からファン)なかったので、トイ君の時と同じミスチルにしました。
ちなみにトイくんは365日のオルゴール音で産まれてます。
BGMが決まったら、担当スタッフさんたちの自己紹介がありました。
バースプランに書いたからですが、とにかく明るく和やかな雰囲気で、これから腹を切る雰囲気ではありません。
そして麻酔です。
横向きになり、背中を丸くして、麻酔科の先生に言われた通りの姿勢にするのみです。
刺す針は合計4本です。
最初の2本は麻酔を打つための局所麻酔で、歯医者さんの麻酔程度の痛みでした。
次は硬膜外麻酔。カテーテルを背骨の間の神経?に刺します。ぐーっと何か入ってくる重苦しい感じはありますが、痛みはほぼなかったです。
最後は一番大事な腰椎麻酔。
局所麻酔が効いてるので、普通の注射程度の痛みでした。
4本ともそこまで痛くなくてとても安心しました。
麻酔が終わったら仰向けにされるのですが、もう麻酔が効いてきてるので足は動きません。爪先まで麻酔が効いています。
仰向けになると一気に胸の下まで麻酔が効きます。触られている感覚はありますが、麻酔が効いている箇所は動かすことはできません。
麻酔がどこまで効いているか、麻酔科の先生が氷を当ててチェックをします。
足から当てていって、冷たいところで「冷たい」と伝えます。
胸下は冷たくないけど、脇のあたりは冷たかったです。数回チェックして手術開始。
産科医が何かをして「これは痛くないですか?」と確認してくれ「痛くありません」と言うと「では開始します」と始まりました。
2回目の帝王切開なので、最初はケロイドになってるところを綺麗に剥がすと言ってたので、それをしたんだと思いますが何も感覚はありません。
左隣では助産師さん、頭上では麻酔科の先生が常に話しかけてくれて、今何をしているかを教えてくれ、気分は悪くないかと聞いてくれます。
助産師さんの「もうすぐ赤ちゃんが出ます」の声のすぐ後に「ぎゃっ」と産まれました!!
でかい!けど、2500gなさそうかな?という感想。(トイくんの成長過程の大きさが基準)
BGMはミスチルの「くるみ」で、とても良い雰囲気でした。
トイくんの時は全く姿を見ることができなかったので、感動もあったけど「これが産まれた直後の赤ちゃんなんだ!」と思いました。
胎脂がついていて、元気に泣いていて、あー普通に産めたんだと思い涙が出ました。
左側に、ヒーター付きのコットがあって、そこで助産師さんが赤ちゃんの処置をしてるのが見えました。
新生児科医じゃなくていいんだ…挿管しなくていいんだ…酸素いらないんだ…と思いました。
その後、助産師さんが赤ちゃんを連れてきてくれて、胸の上に置いてくれました。
触ることもできました。
触っていいんだ!!呼吸できるんだ!!外で生きられるんだ!ととても感動しました。正期産てすごいですね。
赤ちゃんは先に退室し、あとは母体処置なので私は眠りの中へ…
うとうとするぐらいの麻酔と言われていたので、ぐっすり眠るというより、うつらうつらで先生たちの話し声は所々聞こえてました。
筋腫はないとか、子宮の壁が薄いから3人目は注意とかそんなことを言ってました。
私、もう40歳ですし、流産体質ですし、最初から子供は2人までと決めてましたし、もう妊婦生活を送るのも帝王切開も嫌ですし、3人目はないです。と心の中で思ってました。
ぱちっと目が覚めたところで手術は終了。
ストレッチャーで静養室に運ばれて、帝王切開は終わりました。
その少しあと、赤ちゃんがコットで運ばれてきましたー!!!服着てる!!
超未ちゃんはオムツ一枚で保育器収監なので、こんなにすぐに服着れるんだ!と思いました。さっき産まれたのに!
そして、助産師さんが添い寝をさせてくれました。産まれたばかりなのに、添い寝できるんだ…
添い寝の後はまた赤ちゃんは診察に戻って行きました。
緊張、恐怖、感動の出産となりました。
これで出産レポは終わりにします😊