人は誉められるとどう変化するか
それを実験したピグマリオン効果(賞罰効果)の実験があります。

子供をグループに分けてそれぞれの接し方を変えて
それが成績の伸びとどう関係があるか5日間調査したモノです。

Aグループはひたすら誉める

Bグループはひたすら叱る

Cグループはひたすら無視

その結果

Aグループが一番成績を伸ばします。

Bグループは、最初の二日間は一番伸びてるけど、
やがてやる気をなくし急速に正答率が悪くなります。

Cグループが一番正答率が悪い。

人間は無関心には耐えられないからです。
最初は自由と感じるかもしれませんが、
無関心は存在そのものを否定されたモノであり生きる力を失ってしまいます。

子供を育てる上で、誉めてばかりはいられないことはじゅうぶん承知してるけど
誉められて誉められて育った子供は、
いざというとき根拠がなくても自信を発揮できて
結果、いい成績を収められるそうです。

実際は現実とのギャップがあったとしても
そのギャップを埋める努力が出来るとも言われています。

反対にダメだ、ダメだと言われてきた子どもは
どうせ自分はダメなんだと、努力をすることも出来ない。
ホントは潜在的に持ってる能力を、萎縮して出せないのです。

「なにくそ」とやる気を出して欲しい。
でも、そのやる気は
「誉められて生まれる自信」がないと出せない。

・・・という説があるそうです。

コレってスポーツで置き換えるのは無理がありますか?

チームにはいろんな家庭環境で育った子どもがいますものね。
でも
このピグマリオン効果。コレって、教育的心理学に基づいた考え方。
頭の片隅で覚えておいても損はないかなーって思います。
私も誉められたら「頑張ろうかなー」ってファイト沸いてくるし。

   ※教師が子どもに対し、この子は伸びるはずだ!と期待することで
    子供は成長するっていう考え方です。教師期待効果とも言われてます。
    反対に期待しないと成績が下がるって言うのを「ゴーレム効果」と言います。
    ここでドラクエを思い出したあなたは、結構ゲームフリークですね。