こんにちは!
今年の1月末、アメリカ大統領がトランプさんからバイデンさんに変わったアメリカが少々不安定だった頃、南カリフォルニアのサルベーション・マウンテンというちょっとシュールなアートを観に行って来ました。
そのシュールなサルベーション・マウンテンをさらに奥に行くともっとシュールなヒッピーやホームレスの人達が住むスラブシティがあります。
この場所に行く途中にソルトン湖という海面下に位置する塩湖があります。1905年にコロラド川が氾濫して出来上がったそうですが、名前だけしか知らずにきれいな白い砂浜の湖が見えたので帰りに寄ってみて、仰天しました!
サラサラにみえた白い砂浜は、よくみると全部干からびたフジツボの死骸、、、
しかも悪臭が漂い、人っ子ひとりいなくてなんだか異次元の世界に迷い込んだよう✨
一通り探索を終えて車で出発しようとしたその時!
一台の車がスーッと近寄って来て我が家の車の近くで止まったのです、、、
ドキドキしながら窓を開けると、
相手も窓を開けて、見てみると感じの良さそうな白人の老夫婦のにこやかな顔が!
その老夫婦が高校生だった頃、現在は塩分が高すぎて魚も住めない死の湖では無く、リゾート地として栄えていたそうで彼らが若い頃、ソルトン湖で遊ぶ事がいかに楽しかったかを30分かけて話してくれました✨
他にはだあれもいない異次元みたいなソルトン湖のほとりに彼らの話す、スーツやドレスに身を包んだ若者達が蘇えるようで、そこにはロマンスが生まれ、人種の問題もあったのだろう、色んなドラマがあった✨
なんだかパラレルワールドに迷い込んだような感覚を覚え、気づくと周りは暗くなり、
お腹すいたー!
という子供達の声にハッと我にかえった✨
世界中78億人の中であの日同じ時に、だあれも来ない死の湖ソルトン湖を訪れたたった6人の私達は、
なんだか彼らの過去に一緒にタイムトラベルしたようでした✨
長い人生で一瞬だけ混じり合う人。
彼らは自由なアメリカがアメリカで無くなってゆく。
そんなような事をおっしゃってました。
アメリカという歴史にも色んな視点やドラマがあって、映画にも本にもならないような普通のアメリカ人のエピソードこそ、耳にスッと入ってくる。
もう彼らに会う事は2度とないけれど、
ソルトン湖に行けば彼らを思い出す❤️
今日も一期一会で素敵な一日になりますように!