「良かれと思って」相手の嫌がることをする | BE THE ONE ~本来の自分と仲良くなろう~

BE THE ONE ~本来の自分と仲良くなろう~

"素の自分"は嫌い。"本当の自分"なんてわからない。だから他人に流されて生きてしまったり、逆に頑なに拒否したりしてしまう。そんな時代だからこそ、本来の自分と手を取り合って、仲良くなろう

思い込みが激しい人にありがちなことなのですが、相手の話を聞かずに、自分の考えを一方的に押し付ける人がいます。



などとアドバイスをくれるのですが、残念なことに、こうしたアドバイスはえてして的外れなことが多いのです。
思い込みだけで、根拠がなかったりするからかもしれませんし、根拠があるようなアドバイスであっても、本人が嫌がっていることを押し付けているからかもしれません。

専門的な知識があって、下手に自信を持っている人も、このような過ちを犯しがちですね。
目の前の人よりも、専門的知識に相手を合わせようとするからです。

このような思い込みの激しい人は、けっこう嫌われがちで、徐々に周囲から人が離れていきます。
しかも、思い込みが激しい人は、何か意見をすると、10倍位になって返ってくるので、周囲の人はあまり関わりたいとは思いません
だから、周りの人たちは、黙って去って行くことが多いでしょう。

ところが、思い込みが激しかったり、下手に自信があったりするので、どうして人が離れて行くのかが分かりません。
そして、
「私は悪くないのに……」
と思いながら、涙で枕を濡らすのです。

思い込みが激しければ、思ったことを伝えなければ我慢できないかもしれません。
専門的知識を持っていたらなおさらでしょう。

しかしながら、その知識の正しさや思い込みを、相手の人が受け入れられるとは限りません。
相手が何を求めているのかを認識し、自分が伝えたいこととのギャップを把握した上で、では、どうしたらこのギャップを埋められるのかを考えていくべきでしょう。
ですから、まずは、相手の状態を知るために、様々な情報を手に入れることから始めると良いでしょう。

とくに、親族以外で長年続く友だちがなぜかいない人、知らぬ間に友だちが去っていく人は、目の前の相手のことをよく見て、相手の話をよく聞くこと、そして、相手の求めていることに忠実に応えることから始めてみてはいかがでしょうか
自分のことはさて置いて。

こうしたコミュニケーションの断絶は、日常生活においてもよく見られることです。
「良かれと思って」やったことが、実は相手にとって迷惑になっていなかったか、自分を見つめることがコミュニケーション改善の第一歩となるでしょう。
結局、他人は自分を移す鏡なのですから