脳の構造と、思考・行動・感情との関係 | BE THE ONE ~本来の自分と仲良くなろう~

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"素の自分"は嫌い。"本当の自分"なんてわからない。だから他人に流されて生きてしまったり、逆に頑なに拒否したりしてしまう。そんな時代だからこそ、本来の自分と手を取り合って、仲良くなろう

今日も願いが叶うアファメーションの続きです。
テーマ別記事一覧で「魔法の言葉とは」を選択すると前回の記事が見られます。
ちなみに、前回はこちら→【思い通りに行動できないのは「○○」のせい】


前回は、思考と行動と感情との関係を明らかにしました。
人間は思考したことを行動に移し、行動の結果、感情を動かされる。
その感情は、次の思考に影響し、行動にも影響を及ぼす。

簡単に言えば、こういうことになります。

なんでこんな構造になっているのかと言うと、
脳の発達の経緯が関係しているようです。

生命の進化と並行するように、脳も発達してきたわけなのですが、
そもそも、脳は小さく、行動を司る部分しかありませんでした。
これは通称「は虫類の脳」と呼ばれることばあります。
人間の脳で言うと、小脳や大脳基底核の部分に当たります。

それが徐々に発達していき、次に感情を司る部分ができてきます。
これは通称「ほ乳類の脳」と呼ばれたりします。
人間の脳で言うと、大脳辺縁系という部分に該当します。

なぜ行動の次に感情が出てきたのかというと、行動を起こして
危険な目に遭った時に、嫌な感情を植え付けておくと、
次からその行動を避けるようになるからです。
逆もまた然りで、その結果、は虫類よりほ乳類の方が生き延びる確率が高くなりました。

そして、脳はさらに発達し、ついに思考を司る部分が完成します。
「人間の脳」であり、大脳新皮質に当たると言えるでしょう。

人間は集団行動をすることによって、生存率を飛躍的に高めましたが、
集団=社会を生きるために、本能的行動や感情を超えたところで
生きなければならなくなりました。
時には相手に気を使ったり、おだてたり、時には交渉したり、
そんなことをしながら生きる必要が生じたわけです。
だから、思考するようになったのです。

ちなみに、このあたりのことは様々な本を参考にしましたが、
ロバート・マウラー著『脳が教える!1つの習慣』(講談社)が
分かりやすいと思います。
本書からの参考画像はこちら↓↓↓
$願いをかなえるアファメーション作成コンサルタント、本郷一郎のブログ


ところで、思考は言葉で表現されます。
だから、言葉でアファメーションを作り、命令すると、行動できるのです。
ところが、その思考による命令を、感情が邪魔することがあるわけです。

しかし、その邪魔の仕方が、なかなか分かりにくいといえるでしょう。
感情は本来、言葉で表すことができません。
なぜなら、そもそも感情を司る脳は、言葉を使うことができないほ乳類も
持っている脳なのですから。
だから、何となく感じることしかできないのです。
とくに、思考が発達し、頭でっかちになってしまっている人にとっては。

では、どうしたら、感情の邪魔を通り抜けることができるのでしょうか。