永住権ゲット | とある獣医の豪州生活(オージーライフ)

とある獣医の豪州生活(オージーライフ)

オーストラリア在住の獣医学生であるAKIが熱帯魚の飼育日記をはじめ、
ワンコ、麻雀、アニメ、日々の生活などなど・・・
日本とは少し違った世界観をUPするブログです。

※コメントしていただくと、ブログ主が泣いて喜びます。

思い返せばあれは2004年3月30日、
当時はまだアデレードだとか獣医学だとかそんな概念が全く存在せず、
むしろバイリンガルだとかオーストラリアだとか、根本的な部分すら実感が湧いてなかった頃、
豪州に降り立ったのは当時12歳の少年でしたなぁ。


それがどういうわけか、気付けば全く知らなかった英語もまぁ一応使えるようになりまして、
気付けば中学校を粛々と生き残りまして、
気付けば高校で成績トップ争いに明け暮れまして、
気付けばおよそ一番知名度が低いかもしれない豪州の都市に引っ越して、
気付けば陸の孤島のような大学で血と糞と吐瀉物を身体中に浴びる毎日が続きまして、
気付けばまぁなんだかんだで獣医学部を卒業しちゃいまして、

そんでもって、気付けば2016年4月4日24歳から25歳になろうとしてる年に、
オーストラリアという、もはや人生の半分を過ごしちゃってる国から、
「あんた外国人だけどずっとこの国にいていいよ」と、
何とも今更過ぎる感溢れる通達をいただきましたよ。




というわけで、永住権ゲットですー。

なげぇよ。



なげぇーよ!!


一応ですね、この世に産み落とされて初めて肺呼吸による酸素供給を受け、
一般的に生命として定義されるいわゆる「誕生日」から考えれば、
ギリギリ、約8ヶ月くらいは日本で暮らした時間のほうが長い、ということになるんですが、
物心ついたときから、ということで考えてしまうとですね、
ビックリするくらいオーストラリアで暮らしてきた時間って長いわけです。
それが今更永住権と言われましてもですね、本当に当本人としましては
「お、おう・・・」
程度のリアクションしかできないと言いますか、なんとも摩訶不思議な通告でしてね、
第一、一番最近「本国」に帰ったのっていつよ?と問われましても、
おおよそ8年くらい前?あれ?全然思い出せないけど多分それくらいじゃね?
みたいな、いよいよもって曖昧と言いますか、この国に完全に根を張ってると言いますか、
もはや実家すらない「本国」と、人生のアクティブな部分の大半を過ごしてしまってる「外国」と、
果たしてどちらが本当の意味でお前の国なんだと訊かれたら答えに詰まりかねない状態で、
そのような場所に「ずっといられる権利」を発行されましても、
いやいや奥さん、既に永住的ポジションなんですよ僕ぁ、程度の反応しかできないわけで、
例えるなら、映画館に入ってから買ったチケットを5秒後には切られてるような、
いやいや、そういう決まりなのは分かるけどどうせ映画観る気だしこのステップ必要か?みたいな、
そういうツッコミないしは自虐にも似た何かを入れなければならない衝動に駆られるのでございます。


久しぶりに句点を極端に少なくした節で書き殴っておりますが、
要約すればようやくビザだのなんだの気にせずオーストラリアにいてもいいらしい、とのことです。
やったぜ。