終戦 | とある獣医の豪州生活(オージーライフ)

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オーストラリア在住の獣医学生であるAKIが熱帯魚の飼育日記をはじめ、
ワンコ、麻雀、アニメ、日々の生活などなど・・・
日本とは少し違った世界観をUPするブログです。

※コメントしていただくと、ブログ主が泣いて喜びます。

終わったぁぁぁあああ!!



どうも、もはや1ヶ月ぶりぐらいでしょうかね、AKIでございます。
いやー、期末試験終わりましたよ!

期末試験というか、卒業試験ですな。
オーストラリアの大学は卒論じゃなくて試験なのです。
試験範囲は「全部」。

・・・お、おう。


「全部」って。なんやねん。「全部」って・・・。



冗談抜きで、出題範囲が馬鹿みたいに広いです。なにせこの6年間で学んできたこと全部。
2年生では解剖学に泣かされ、3年生では微生物学に泣かされ、
4年生では薬学に泣かされ、5年生はもはや臨床全てに泣かされてきた自分ですが、
こと今回に限っては「○○に泣かされる」なんて言ってられねぇ・・・。


兎にも角にも、もういいんや、全部終わったんや・・・。
合否に関してはまだ分からないし、だからこそ不安はどこまでも付きまとってきますが、
とりあえず、地獄のような1ヶ月は差し当たって一度終焉を迎えたのでございます。




しかし範囲が馬鹿みたいに広いと怖いですね。
まず「復習しよう」と言ったところで、範囲が広すぎて物理的に無理なところ。

時空間移動でもできない限り、6年間で学んだ内容を復習なんてできないわけでして、
時空を捻じ曲げて(つまりはある程度のヤマを張って)大事な部分をなんとか復習したとしても、
せいぜいが1~2回読み返すのが限界。なんてこったい・・・。
後はもう、ざっと読み流した内容がどうにかこうにか脳の片隅に引っかかってることを祈るゲー。
運ゲーじゃねぇか。


そしてヤマをことごとく外した自分です。ハイ。
これまで「ヤマを張る」なんてやったことないんスよ・・・。やってみたらこれである。
だから試験結果はただただ不安なんだけど、まぁ、今は考えないでおこう。うむ。



先週の金曜日に大動物から解放されたあの瞬間について捕捉。
まぁ数年数十年先のことは知りませんが、とりあえず目先の自分は大動物やりません。
6年間獣医大に通って見出した数少ない答えの一つですかね。
いや、畜産動物も可愛くて面白いんスよ。でもあれを仕事でやってる自分が思い浮かべられん。
とりあえずは小動物に集中するかなー、ってんで、大動物の最後の試験が金曜日に終わった瞬間、
脳の半分を圧迫していた呪縛から解放された叫びが前回のアレです。


とりあえずは6年間の勉学から解放された一時を楽しむと言いますか、
溜めに溜め込んだストレスを小出しに発散する回復期間と言いますか、
とにかくしばらくはノンビリするぞー!
永住権やら就職活動やら、まだまだ課題は山積みですからね、とりあえず備えよう。








最後の試験の後は大学側がお祝いとしてランチを振舞ってくれました。
さすが大学、学生の生態系をしっかり把握してくれてます、
大学正面の広い校庭に設置された特設会場に並んでいたのは、エスキーの山。
そしてそのエスキーの中には氷と、氷以上に「敷き詰められた」アルコールの山!
ビールだ!サイダーだ!ワインだラムだウイウキーだ!
相変わらず堂々と校内で酒を配ってくるなぁ。しかも無料ですよ無料。
ランチパーティーの後は死屍累々でした。精神的じゃなくてアルコールで倒れやがった。
そしてだんだんと散り散りに帰路に着くクラスメイト達。こいつらともサラバサラバかぁ。



しかしこんなムードになっちまって、本当に追試はご遠慮願いたい。。。
生殺しだなぁーはやく結果発表してくれないかなぁーー・・・。