ぺこさんは、ご飯が大好きだった。どんなに歳をとっても、ご飯は大好きだった。
病気になるまでは…
父ちゃんが作ったご飯を誰よりも早くむしゃむしゃだべてくれた。
ママには内緒だけど、クリスマスにみんなにケーキをあげたね
その時も、ペコさんだけは、ぺろぺろなめるわけじゃなくて、顔からケーキに突っ込んだ(笑)その時の、あれ?ってした顔はいまでも覚えてるそんなに、喜んでくれるなら、あの時
もう、好きなもの
好きなだけ
食べさせてあげたかったな
ねぇ、ペコさん?
そっちでは、なんだって好きなだけ食べれるでしょ!!
気にしないで沢山、たべるんだよ
すべてが自由で
全てが幸せな場所なはずだから
父ちゃん、そっちにいったら
またいっしょに、ご飯をたべよう
さよなら、ばいばい
は、もう言わなくていいもんね
いっぱい食べてまた父ちゃんと眠ろう