ママと昔話をしてた。
あんな、1番元気だったクロぅさんが、あんなに、筋力も落ちて…
老化もすすんじゃって‥

そんな話をしてた。
とうちゃんは、休みにして
万が一の為に当日、上京してた。


電話がなった、夜中の2時過ぎだった。




今、クロぅちゃん


心肺停止、呼吸停止、しました。

ママとは契約で

無理な心肺蘇生はやらないと決めてた。
さん君のとき、、

目の前で

モニターをみながら
慌てた先生は

さん君の小さい胸部をマッサージしはじめた。

見てて辛くて
多分、肋骨もおれてるかもしれない

考えたくないけど、
その光景は
意識も脈もないさん君への
精一杯の実技にみえた
もう、わかってた
さん君は、渡ってしまったって


たから、クロぅさんの時はあらかじめ伝えてあったから

残酷だけど
凄くつめたい言葉だけど
先生の言葉がつめたかった。

聞いたあと

無言と言うか

涙しかでなくて
声がでなかった

数秒だったと思う

でも、はい。
そのことばが精一杯だった



今すぐ向かいます

また…抱っこして

みおくってあげれなかった
クロぅさんを腕の中で

わたらせてあげたかった


少し落ち着かせて
ママと向かった

ずっとタクシーの中で
そとをながめて

泣いてた
すごく長く感じた。

もうしわけなくて
後悔しかなくて
結局、何もしてやれなかった


先生は、
苦しまず、眠るように

永眠しました。。


そういった…

病院のエレベーターを上がって右の部屋に案內された

診察台の上で

クロぅさんは、横たわってた

涙でほとんどみえなかったけど

震える手で

クロぅさんを撫でてみた
まだ


温かかった

ごめんね


クロぅさん、、東京にいたのに‥

なんの為に、来たのかって

自分をせめた


家に帰るまで
とうちゃんは、クロぅさんをずっと抱きしめてた

温かい

でも、クロぅさんは、凄く軽くて


頑張ったね

ありがと

その言葉しかでてこなかった

抱きしめたクロぅさんは、かわらず、昔からのクロぅさんの臭いがした。

クロぅさんのにおい

何百回、頭をなでたか?
なんびゃっのなみだを流しか…

クロぅさんは、穏やかな顔というか

キリッと、凛々しく
目をあいたまま、よこたわってた。

クロぅさんおかえり
クロぅさんありがと
クロぅさんの大好きなおやつと
大好きな、人形をよこにそえた
好きなたけ、もってきた
好きなだけ、おもちゃであそびな

好きなだけ、好きなことしていいんだからね


クロぅさんとの最高の時間だった
泣いてばかりのとうちゃんだから

気丈に、クロぅさんをみたかったけど
クロぅさんは、とうちゃんがなくと、ずっとみつめて、こまった顔をするから
きっとクロぅさんをこまらせたかな

クロぅさん、呼んでくれたのかな?
まにあえなくて、ごめん

そのかわりね
とうちゃん、そっちいったら
クロぅさんの言うことなんでもきいてあげるから

そしてずっとそばにいるよ
くろぅさんは、さみしがりやさんだから。

クロぅさん! あいたかったよ

クロぅさんを抱きしめてあげたかった。

クロぅさん!ありがと

あいしてるよ

クロぅさん!あいしてる