もう何年になるかな

嫌なことは思い出したくないもんね

あの時、、とうちゃんはうたた寝してしまってた

ぺんさんが、病院にいること
ちょっと安心してたのかもしれない

こんなこと、なんで?

急いだ
走った
間違いだって
そう思って走った
ちょうど、こんな夜中だった

タクシーに乗って
履歴をみて
悔しくて、情けなくて…
留守電に
残されたメッセージ

みとってやることができなかった

とうちゃんは、前も見えなくて

まだ、温かい

ぺんさんを抱かせてもらった

ありきたりかもしれなくて
言葉なんてみつからなくて


ごめんよ、ごめんよ
それしか出てこなかった

どれくらいいたのかも、わからないけど

病院から、ぺんさんとママと一緒に帰った。
ママは、ぺんさんをみとれたから
ぺんさん、ママが結局
ずっと、好きだったから
ぺんさん、最後は幸せだったね

1日はやい、クリスマスに
ぺんさんは、いっちゃった

毎年、クリスマスだけは、

みんなでケーキを食べたね

ぺんさんは、いつも(笑)
ケーキに顔を突っ込んで、食べてママに怒られてたね
もう、好きなだけ食べていいんだよ

今日は、さんくんと、沢山食べなね

ぺんさんと、いれた日々は
全てが命だったよ

なんでかな

なんでだろ?
ずっと、ずっと

気になって眠れなかったのに

あの時だけ…

うたたねしてた

本当、駄目なとうちゃんだね

今年もクリスマスがやってくる
ぺんさん

さんくん

そっちは、綺麗かい?
雪は降ってるのかな?

いつか、必ず

そっち行くから

とうちゃんを探してね
とうちゃんを迎えにきてよ
沢山、おみやげもってくからさ

愛してるって!

ぺこさん、さんくん!
ちび達!みんな

愛してる

何があっても

だから、愛してる