じっと、切なそうな顔でみつめてる
3年前の今日


とうちゃん


僕は、きっと、だんだん
とうちゃんを忘れてしまうよ

怖くて、さみしいよ

とうちゃん、もし、僕が忘れてしまっても

とうちゃんは、忘れないでね
とうちゃん、ありがとう


なんだか、今、みてしまうと

先の、未来を、クロゥはわかってたかのような顔をしてる



どうした?そんな顔して!
とうちゃん、ずっといるよー
って、、クロゥをだきしめた記憶がある

クロゥ


心配しなくていいよ

クロゥがわすれても、

忘れろって、言われても

とうちゃん、忘れないよ

忘れれる訳ないよ

もしも、もしも

迷惑かけてごめんなさい…

なんて思ってんなら

とうちゃんは、その時

クロゥを怒るよ


迷惑?

何言ってんだ


とうちゃんは、いつも一緒だから

言葉はわからないけど

きっと、必ず

お互い、伝わることってある

いつからだろう

とうちゃんは、チビ達と話せる気がしてる

笑われるかもしれないけど

毎日、ずっと一緒にいたんだから

自分の子供のことくらい

わかるよ



今はね、なんも怖がらなくていいから
心配しなくていいから

沢山食べて、沢山、眠るだけで

いいんだ

一生、このままでも

それでいい

生きることが辛くなくて

生きるぞ、って
生きたい、って、

おもってるなら

それでいい

ずっと、とうちゃんのこと

忘れたままでも

とうちゃんは、会いに行くから

クロゥ


クロゥ…クロゥ

愛してる

愛してるよ