とにかく、やんちゃなトイプーのクロっぷん

ひたすら元気で
ペットショップで見かけた時も
ゲージに頭をぶつけながら
ジャンプをしてた
『遊ぼう!遊ぼう!』

そう言ってるように

うちにきてからも、やんちゃぷりは健在どころか、先にいた、わん達も引きぎみで

とうのクロっぷんはと言うと、そんなのお構い無く…

『出掛けるからおとなしくね』

それで、おとなしくする訳もなく…

壁につけたはずのクロっぷんのゲージが部屋の中央に
おそらく得意のジャンプで移動したみたいで…

ある日
事件がおきまして


帰宅したらいつものように、
『おかえり~おやつ~おやつ~』
と、でも話すかのような毎日の風景だけど

ん?

クロっぷんのゲージ
の中が白い粉まみれ…

そして、恐怖の瞬間

クロっぷんのいた、壁に穴が…

おそらくというか、…100%掘ったのだ
壁を。

さすがに、クロっぷんを叱らなければ
(時間たってからじゃ、意味ないけどね)

クロっぷん!何してんだ~

そこに、お座りしなさい!

ガミガミ
ガミガミ

説教を必至で聞いてる様子

どうやら、怒られてることに、気付いたみたいで

クロっぷんは、お座りをしながら必至で顔を見上げてました

ガミガミ・ガミガミ

そして、
『わかってるの?君は本当に、いいかげんに…』

クロっぷん
『…』

私は、クロっぷんを抱きしめました!

怒りの涙じゃなくて、
幸せの涙が出てきました

これだから、たまらない
幸せになれる一瞬でした

絶対、必ず、うちに来て幸せだったとそう、思わせなきゃ
そう思えた一瞬でした。

クロっぷん…
お説教を一生懸命聞きながら
体を左右にふり、
眼を必至にあけようと、、頑張ってました

先生に怒られてる最中に、睡魔に襲われた子供の様にね

お説教に、眠くなってきたクロっぷん
でも、寝ちゃ駄目なんだと、必至に堪えるクロっぷん

抱きしめました。
沢山頭を撫でて、ごめんょ!クロっぷん

抱きしめた後、クロっぷんは、何もなかったかのように、ボールを持ってきて
投げて
投げて

日常の嫌なことが全て忘れられる瞬間でした。

ん?変だなぁ
怒ってたのに、パパはなんで泣いてるの?
泣かないで、僕と毎日、ボールで遊ぼうよ

きっと!そう言ってるのかな
なんてね、クロっぷん

愛してるよ

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