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お帰りなさい
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前回の続きです。
そして、これら四つの機能を統括する中で
一番大切なのが、省みる力を持った一霊「直霊」(なおひ)です。
私たちは、自分がした行動や自分に浮かぶ考えや想いに対して、「こんなことをしたらダメ」「やりすぎてしまった」と、自分を省みることがあります。
責めるんではなく、省みることがポイントです!
つまり、自分の思いや行動をもう一人の自分が正しているのです。
さらに、この反省する力によって4つの魂それぞれを磨くことができ、人格が成長するという考え方が、日本古来の精神の構造、魂の構造と言われています。
また、悪行を働くと、直霊は曲霊(まがひ)となり、四魂の働きは邪悪に転ぶとされています。
たとえば、荒魂が狂ってしまうと「争魂(そうこん)」となり、他者と争って勝ち負けばかりを追いかけるようになります。
それにこの要素に溺れてしまえば、人は些細なことでも「邪魔された」と思い込みやすくなります。それが怒りに転じて、人に対する反発をぶつけたりしやすくなり注意が必要になります。
和魂が狂ってしまうと「悪魂(あくこん)」となり、自分勝手に悪いことばかりを考えてたくらむようになります。
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また、この要素に溺れてしまえば、人は些細なことでも「乱された」と思い込みやすくなります。それが苛立ちに転じて、人に対して迷惑をかけられたとその要素を排除しようとしやすくなり、注意が必要です。
幸魂が狂ってしまうと「逆魂(ぎゃくこん)」となり、好きな人にだけ想いを寄せるあまり他の人を苦しめてしまうようになります。
この要素に溺れてしまえば、人は些細なことでも「嫌われた」と思い込みやすくなります。
それが怯えに転じて、人に対して自分を偽ったり必要以上に取り繕ったりしやすいので、注意が必要になったりします。
奇魂が狂ってしまうと「狂魂(きょうこん)」となり、物事を冷静に考えられず思想がおかしくなってしまうようになります。
この要素に溺れてしまえば、人は些細なことでも「馬鹿にされた」と思い込みやすくなります。それが不満に転じて、人に対して理解しようとする想いがなくなりやすいので、注意が必要です。
ゆえに、この直霊は、人間の精神にとって最も大切な機能といえるのです。
ちなみに、以前、直霊が一番大事である教えて頂きました。
皆様の中に、この一霊四魂は、ありますから、
うまく活用していくと良いと思います。