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つれづれなるまま 2nd

気まぐれにおしゃべりに

真央ちゃんが現役引退を発表して1日。

昨夜はなんか実感がなかったのか、そっか引退かって

感じで眠りについたのに

今朝から真央ちゃん関連の記事だったり映像を見たりすると

何故か涙が止まらない。

 

真央ちゃん自身はコメントにあるように

スケート人生に悔いはないって、むしろ

こちら側よりあっさりしているかもしれない。

号泣する殿の姿をTV越しにみて笑っているかも。

 

何も怖い事なんて知らず、ただ楽しいだけで

大舞台に立って、楽しいまま終わったあの

ピンクの衣装を着た少女が

怖さを知り、苦悩し、立ち止まり、けれども

歩み続け

いつしか少女から女性の顔になり

まっさらな笑顔だけでなく、微笑も浮かべるようになり

元気で楽しく軽やかな演技から

深く繊細で重厚でしなやかな演技へと

進化していくその道程を

見る事ができたのは、どれだけ幸せだったろう。

 

1度たりとて彼女は私たちの期待を裏切らず

努力し続け感動と勇気と喜びとそして

ちょっぴりほろ苦い現実を教えてくれた。

 

勝手に彼女のスケート人生にのっかり

喜び、怒り、苦しみ、笑い

そんな日々を過ごした。

 

涙し、悔しがりけれども必ず最後には

笑顔を見せてくれた真央ちゃんの

その健気な姿にどれだけ心をあらわれただろう。

 

私は彼女の人間らしさ、愛らしさだけではなく

アスリートとしての強さ、しなやかさを

尊敬している。

 

フィギアスケートはジャッジの問題などがあり

勝敗が白黒はっきりせず

芸術的要素もふんだんにからんでくる故に

スポーツであってどこか違うカテゴリにとらえがちだけれど

真央ちゃん程、アスリートらしいアスリートは

少ないと思う。

 

どこまでもストイックに、常に進化をもとめ

簡単な道に逃げず、挑戦し続けていた。

 

自分よりずっと年下の真央ちゃんに尊敬の念を

抱かずにはいられなかった。

 

真央ちゃんのプログラムで好きな物については

また後日ゆっくり記したいが

今は本当にありがとうありがとうありがとう。

 

真央ちゃんがいたからスケートを見るのが楽しかった。

スケートが好きだった。

 

これからの真央ちゃんの人生も、きっと素晴らしいものに

していくのだろうなと思う。

本当にありがとう。お疲れ様でした

今回の朝ドラはしっかり見てます。

 

元気いっぱい、笑いと涙の朝ドラではないけれど

とても優しいお話だと思います。

 

人間のダメな部分も描きつつ、でも根っからの悪人のような人は

今のところ出てきません。

日常的にある、弱いところそしてそれを上回る強さを描き

人間っていいな、と思わせてくれます。

 

戦後の話なのに、現在にも通じるような

悩みや迷いへの取り組み方も私は好きです。

 

中でも今週はとてもじんわり心が温かくなりました。

 

やんちゃすぎる息子に手を焼いて、友人達の子供はいい子なのに

なんでうちの子はこんなにも・・・と悩み、友人にも言えない

夫へ言っても実は夫も子育てに迷っている夫婦が

壊れそうな妻を放っておけなくて、友人に相談に行く。

そこには彼ら夫婦達よりずっと人生経験のある方がいて

彼らに経験を語ってくれる。

 

「いい悪いではなく、てのかかる子はいる。てのかかる子には

たくさんてをかけてあげればいい。1人でなく、周りにいる大人みんなで

てをかけてあげる。てをかけてもらった分だけその子は幸せになる」

この流れに涙が流れました。

このアドバイスを聞いて、友人達みんなで

しっかりその子を育てる。

周りにいる大人がしっかり叱って褒めてあげる。

 

そして、この一連の流れから自分の息子は姑が面倒をみてくれる。

過保護すぎると思っていたけれど、友人のような悩みは自分にはない。

ふっと息子をみれば、字が書けるようになっていた。

あいさつもしっかりできる。母である自分を思いやってくれる。

ああ、義母さんがこの子にしっかりてをかけてくれていたんだ

と気がつく。

そして、感謝を義母へ伝えると義母は「この子は元からいい子よ」と

 

なんて優しいやりとりなんだろう。

ありがとうと思ったら素直にその気持ちを伝える。

それが相手に伝わると、同じように優しさを返してくれる。

人の営みってそういう優しさの交わりだと思えた。

 

そして今日、仕事がたてこみ件のやんちゃくんを

この優しい義母へ預けた際

やんちゃくんの両親が「ご迷惑をおかけしませんでしたか?」と尋ねると

「いい子よ」と返してくれた言葉がどれだけ夫婦の心にしみたか。

 

今では核家族になってしまったりして

なかなかこういう環境にならないのかもしれないけれど

この交わりを無くしたくない。

いつから、どうして消えてしまったのだろうかと

昔は確かにそこにあった優しい価値観だとか、環境が

何故今失われつつあるのかと

考えてしまった。

 

今週のこのエピソードだけじゃなく、毎週さりげない優しさが

つまったこのドラマ。

好きです。

 

いろんな事をダメだしして否定しがちだけれど

もっと優しい気持ちで見守れるような価値観を持ちたいと

思いました。

 

本当に今週は泣いたな〜

オープニングの可愛い事この上ない!!!

 

今回の朝ドラ、私は今のところ好きです。

あまちゃんやてるてる家族のように笑って泣くという雰囲気ではないけれど

しっかりとしっとりとした感じが素敵。

やはりモデルのブランドイメージに合わせているのでしょう。

 

最初の2週間をあっという間に駆け抜け、一部で『展開早すぎ』とか

いらん心配もされていたようですが私はそう感じませんでした。

確かに『坂東すみれ』という女性の一代記だったら

結婚、出産に至るまでが早すぎるのかもしれない

でも、このお話って女性の一代記というより

『キアリス』という企業の一代記であれば、最初に時間をかけてしまったら

半年では収まらないと思ったのです。

 

そしてこの会社は終戦から始まる。だからこそ、それ以前は

生まれる前の、でも無くてはならない部分を描くだけでいいのだと

私は感じたのでした。

 

てるてる家族は、子役時代が長くてなかなかヒロイン石原さとみが

出てきませんでしたが、あれは『家族』の物語だったので

必要な時間の掛け方だったと思います。

そう考えると、今のところしっかりと緻密に計算されているのだと

感じてこれからがとても楽しみになります。

 

ヒロインの芳根京子ちゃんが、撮影前に年表を作る宿題があって

戦中の事を調べたとインタビューで読みましたが

そこに製作陣の本気を感じました。

 

結構戦争の描写を嫌いな人が多く、暗いとか滅入るとか言われますが

私は理不尽なイビリ描写の方が嫌いです。

戦争を通過しなければならない物語ならば、しっかりと描いて欲しい。

だって創作での(ゲームとかで)戦っている描写については何も感じないのに

現実を直視できないって問題だと思うのです。

そういうものに向き合えないのは怖い。

最近、当時を知っている方々の口から『戦争の時に似ている』と聞く度

ちゃんと伝えて欲しい、受け取ろうとして欲しいと思っているので

今回の戦争、戦後の描き方は今のまま貫いて欲しい。

 

あと、辛さって比べるものじゃないと思う。

最近何かというと「もっと不幸な人もいる」とかいう人がいますが

「つらい」「悲しい」という感情はその人のもので

誰かが判断するものじゃないと思う。

もちろんそれで嘆き悲しんで、迷惑をかけられたらその時初めて

批判をすればいいのであって、当事者でもない人がどうこういうのが

私にはどうも合わないのです。

 

なので、今回『もっと大変だった人がいるんだからしらける』という感想もある

ようですが、私には全く当てはまらず、素直に泣いたりしてます。

製作陣にはこの路線を視聴率とか声が大きい人だけの感想とかで

変えないで欲しいな。

 

まあ、でもまだ1ヶ月ですのでこれから先私にとってのNGワードが

出てこないとも限らないんで大絶賛まではいかないのですが。

(前作は途中でどうしても受け入れられないNGワードがあり脱落しました)

 

ヒロインの芳根京子ちゃんがとてもいいです。

彼女は『表参道高校合唱部』の時にとても可愛いと思い、その役のイメージが

強かったのですが、今回のおとなしくでも芯の強い人というものを

体現していると思います。

そして彼女は動いているのが1番魅力的。

フォトジェニックではないのです。動いて演技している時が1番輝く

まさに女優さんです。

この先、物語の中で歳をとっていくので若い彼女には大変だと思いますが

頑張って欲しい。

 

それから脇を固めるおじさまたちが素敵すぎます。

お父様、麻田さん。忠さん。

心に響く台詞を彼らに言わせるのもいい。

人生をしっかりと歩んだ先達の言葉だからこそ

若いヒロイン達にしみ込むという構造。

 

この先の展開を楽しみにしつつ、どうしても受け入れられない展開になってしまったと

してもオープニングだけは見続けるでしょう。

それくらい、あのオープニングが好き。

バックの刺繍も可愛いし、不安そうな表情をしたと思ったら

ふんわりと笑顔になってるんるん歩く芳根ちゃんを見るだけで

心が癒される。

 

そして、刺繍キッドを買ってしまった私。

続いてませんが(やはり)また時間がある時に再会しようっと