子供の頃、描いてた夢がある。
大好きだったばーちゃんと交わした約束。
「みくはマッサージが上手やねぇ。
いつか、マッサージ屋さんになったらいい
ばーちゃんが毎日通っちゃる。」
マッサージが好きなんじゃなくて
本当はばーちゃんの役に立てることが
嬉しかったんだよ、あの頃は。
リウマチの痛みが少しでも
和らぎますようにって毎日毎晩...
「はー!楽になった、ありがとう!」
それが嬉しくてたまらなかった。
学校の勉強が忙しくなって
部活に追われる日々の中で、
テストの成績とか順位とか
偏差値とか志望校とか
なんだかよく分からないまま夢を忘れて
いつのまにか大人になった。
色んな仕事について
色んな職場で経験を重ねながら
そのうち結婚して母親になったら
今度は家庭が優先で...
「やりたいこと」なんて
探してる場合じゃなくなった。
土日祝日が休みで
保育園に預けてる時間帯に働ける職場
どこに行っても
まぁそれなりに仕事は出来て、
なんだか物足りないような
何かを忘れているような
そんなつまらなさを
母親なんだから、という責任感と
忙しさで誤魔化した。
次男坊が生まれてしばらく
長男の癇癪と2人の夜泣きに寝不足が続いて
限界の体を気力だけで動かしていた頃
ばーちゃんの夢を見た、、
寝てる感覚すらない状態で。
「みくはマッサージが上手やねぇ。
いつか、マッサージ屋さんになったらいい
ばーちゃんが毎日通っちゃる。」
子供たちの泣き声にハッとして
同時に、色んな記憶とイメージが
雪崩のように押し寄せてきた。
やっと思い出した
そんな感覚。
それから独学で筋肉の勉強を始めた。
育児と家事と仕事の合間に
図書館に通っては筋肉図解を読み漁ったw
そう言えば結婚する前から
夫に毎晩マッサージをしていたし
子供の寝かせ付けにも
ベビーマッサージを取り入れていた...
結局、私は無意識に
ずっとそこに興味を持ち続けていた。
いつか、子供たちが大きくなったら
もう少し子育てが落ち着いたら
その時は本格的に...
そんな風に、夢を温めるフリをして
本当の本当は
やりたいことやるのが怖かったー(笑)
だって主婦だし、子供が小さいし、
夫だって反対してるし、お金ないし、
家庭を安定させることが最優先に決まってる
独学で学ぶ日々が4年を過ぎた頃
私の人生においての
「大変」が起こったんだよ
しばらくは、もがいたけど...
最終的には落ちるところまで落ちた感じ
強制終了みたいなやつ。
もう我慢やめよう
もっと自分のために生きよう
やりたいことやろう
どん底の中で色々を手放してやっと
諦めるようにそう思った。
そっからだったよ
転がるように
いや、押し流されるように
目の前の景色が移り変わって
ここにいる。
資格を取る為に
親に頭を下げてお金を借りた
子供を預けて夜間も学校に通った
面倒くさい人付き合いは全部やめた
先のこと考えるのもやめて、その日暮らし
8ヶ月間、仕事もしなかった
試験を受けるために
子供を置いて一人でお泊りをした
それまでの私には怖くて出来なかったこと
なんかそーゆうのばかりが続いて
今がある。
マッサージの仕事は楽しくて面白くて
本当に毎日が充実してて嬉しくて
休みが無くても
時間帯が不規則でも
収入が安定しなくても
とにかくワクワクが止まらなくて..
なんだかんだで生活もうまく回った。
子供たちには寂しい思いを
させたかもしれないし、
協力してくれた周りの人達には
ずいぶん迷惑も掛けたと思う。
だけど
それでも大丈夫だってことも
ちゃんと分かった。
ヒロさんに出会って勇気をもらって
ビジネス塾に通ったり
仕事の話で一晩中語り合ったり
経験を通して
身体と心の繋がりを深く知ったし
お客さんから学ぶこともたくさんあった。
その度に、
やっぱりこの仕事が好きだと実感した。
初めてのことだらけで
知らないことばっかりで
(資金だって無い状態で)
それでもなんとか
みんなに助けられながら
ばーちゃんと約束した夢が
もうすぐ形になる。
来週は店舗契約。
そこからはオープンに向けての準備と
まだまだ色々。
全部が整ってるわけでもないし
不安がないと言えば嘘になる。
それでも、流れついた場所だから
「やりたい」をやった結果だから
自信を持って進んでみようと思う。
この夢にはまだ続きがあるから
ここはまだ通過点
毎日通ってくれたかな...
今日もそんなこと思いながら
ワクワクしたり、ソワソワしたり。
人生っておもろい
望む未来は自分で創れるよ
今日もみんなが幸せでありますように。
穏やかに過ごせますように。
