あれはまだ息子が3歳くらいの頃の話し。
ピンポンがなったので出ると、そこには若いお母さんが
「お外に子供用の自転車があったのですが、小さなお子さんをお育て中ですか?」
なるほど 確かにあるぞ。 補助輪付きのチャリが
「近くで子育て中のお母さん達が集まって勉強会を開いています。参加しませんか?」
勉強会って何を勉強するの?
「子育てに不安を持っている方が集まってみんなでお話しをします」
子育て中って不安がない方がおかしい。だって人間を育ててるんだから。
しかし、私は「何も不安がありません」と答えました。
そしたらその方が、「なくても楽しいから、ぜひいらっしゃいませ」とお誘いくださる。
ピンポンで出ただけなのに、急にいらっしゃいと言われても・・・
私は答えました。
「私は多忙なので、そのような会には参加できないのですが・・・。
何か悩み事があるのですか?私でよければここで聞きますよ」
そうしたらその方は、具体的な悩み事はお話ししませんでしたが、なにしろ子育ては難しいと・・・
「じゃあ、私がいい本を貸してあげます!!
これを読むと気分がラクになるから読んでみて~!!」
と、私が大事にしていた本をその方にお貸したのでした。
その方が帰られた後、もう本は戻ってこないかもしれないと思って、本やでまた同じものを買いました
ところが数週間経ったある日のこと、「ピンポーン♪」とチャイムがなりました。
出てみると、あの時のお母さんが立っていらっしゃるじゃないではありませんか
「本を読んでみましたが、、、難しくて意味がわかりませんでした。」
え!!あんなにおもしろい本が難しいの? それは残念!!
「私はこの本をベースに子育てをしていますので、きっとお悩みのある方に良いと思ったのですが、
お役に立てずに申し訳ありません」と申し上げました。
そのお母さんは、「こちらこそ、本をお貸しくださいましてありがとうございました」と頭を下げて帰られました。
そして、二度とそのお母さんは、うちにはいらっしゃいませんでした。
私がこの話しをすると、たいていの方はビックリします
メッセージで、何の本かお問い合わせをいただきました
こちらの本です
「親だからできる赤ちゃんからのシュタイナー教育」
図書館にあるので、気になる方はぜひ、探してみてください