出来ない同業者に腹が立つのは

 

こんにちは。リョウコ・ヴェレトノバです。

 

本日は、モニターのお客様よりご相談がありました。

その方もフラクタル心理学を知ってる方です。

 

内容は、自分の同業者に腹が立つのだという。

同業者として守るべきルールも守っておらず、安全基準などもおこたっていて、

免許などもごまかして、取得前から商売をしているとのこと。

 

こういった人が気になるにはワケがあります。

以下、私との会話を、OKをいただき、掲載しています。

 

リ(りょうこ):同じ同業者でも、すごく頑張っている会社もあるはずですよね。

その会社には目がいかずに、何故、その出来ない会社だけ気になるのでしょうか?

 

ク(クライアント):そうですね。なんだか目につくんです。

 

リ:ではどんな所が気になりますか?

 

ク:ぜんぜん、ちゃんとしていないのに、それで商売しているのが許せない!

 

リ:では、その業者がちゃんとしてくれれば、問題ないんですね。

ではなんと言いたいのですか?

 

ク:ちゃんとやるべきことをしろ!ごまかすな!正々堂々とやれ!

 

リ:クライアントさんの中で、何か、ごまかしたり、ちゃんとやるべきことをしていなかったり、したことはありますか?

 

ク:はい。実は私も同じ様なことをしてました。

 

リ:(してたんか~い!ま、フラクタル心理学ではそうなりますけどね)

 

なるほど。過去にしていたやり方をやめると、周りにそれが現れることがあります。

あなたが、過去にズルをしていたり、ごまかしたり、そんなやり方をしていて、現在、やめたからこそ

その方が出てきているのでしょうね。

 

(過去に、という言い方をここではしましたが、現在進行形で、どこかでごまかしをしている可能性が高いです。

しかし、それをすぐに指摘すると、受け入れられないので、過去という形にして、分かり安くしています。)

 

ク:はい。でも、そこまで気づいても、その同業者は目の前にちらついて消えないのです。

 

リ:なるほど。。。

そういった人が、実はいてほしい思いがあるのかもしれませんね。

今の状況で、何かメリットは思い当たりますか?

 

ク:あっ。

 

リ:あっ、何か気づかれましたか?

 

ク:ちゃんとして、すごく稼がれちゃうと、ちょっと嫌かも。

 

リ:なるほど。その業者がすごくちゃんとしていて、実力もすごく上で、

  もしあなたより稼ぐようだったら、困るのですね。

  だから、出来ない業者がいてくれたほうが、安心するのですね。

 

ク:はい!そうです!
  私、いつも学校のかけっことかでも、ビリとかだったから、この業界でビリとか嫌です。 

  その出来ない人がいるおかげで、自分が出来ている気になります。

 

リ:なるほど~よくご自分で気づかれましたね!

  出来ない人が居た方が、見下せますし(あえてキツク言います)、自分が良いようにおもえますものね。

 

ク:はい。

 

リ:でも、出来ない人を目の前において、自分が偉くなった気がする。 

  それで、自分は何か得がありますか?

 

ク:・・・・・。・・・・無いかもです。

 

リ:ですよね。何も変わっていませんよね。

  それより、出来る業者を見て、出来るポイントを見て、それを真似たり

  自分を精進させることのほうが、大事と思いませんか?

 

ク:・・・・はい。私、そこの怠慢なんですね。

 

リ:はい。そうなんです。

 

・・・つづく

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

と、このような内奥でした。

 

この方には、完璧ではない人や、不完全・未熟な人を見下すのをやめること。

自分自身も完璧ではなく、不完全で無知だと知ること。

そして、人を見下して成長しないままなのではなく、成長するために頑張ることを

チャイルドに言い聞かせることを提案しました。

 

目の前に、嫌な人がいるときって、こういうメリットがあったりするのですよね。

 

もちろん、これは過去の私がやってきたパターンだからこそ、分かるのです。

 

そのクライアントさんはすっきりされ、

出来ない同業者に注目してエネルギーを注ぐより、自分自身の成長や夢に注目してエネルギーを注がれるつもりのようです。

 

良いですね。素晴らしい成長です。