一週間後、ヒカリはビビンバを食べた
「ヒカリ?」
エンナはヒカリを見つけた
「また丸投げしたわね」
エンナは不満そうに言った
「ところで松坂の様子は?」
「取り調べは素直でアリスちゃんの遺体は白骨化していたわ」
「ありがとう」
ヒカリは食べた
「鶴見まで来て書類を渡すとはね」
エンナは頭を抱えた
「それに頼まれた仕事は直接話す主義なので」
ヒカリは言った
「そうだった」
エンナは言った
「ヒカリが持ってきたメモ、本当にすごかったけど」
ヒカリは目をそらした
「正直、あの白粉にはヒ素入りだったから簡単殺す気だったから」
ヒカリは言った
「そうなのね」
エンナは言った
「ヒカリの薬は結構効くから」
「そうなのね」
ヒカリはビビンバを食べた
「エンナ、曼陀羅華」
「狙うな」
エンナは言った