オープンマインドで行こうと思った。


娘が小学校に入学しました。

知り合いは、誰もいないし、小学校なんて初めてのことだから、実は、わたし、緊張していたのだ。


そんなことも知らず、オープンマインドで行こうと思った。小学校は、怖いところじゃない。娘も楽しみにしている。


入学式が終わり、いよいよ学校が始まりました。

一緒にする小学生がいない一年生は、慣れるまで保護者が昇降口まで、送迎をしてくださいとのこと。


朝、学校に徒歩で送り届けた後は、必然的に、同じ方向の家の1年生の保護者と、帰り道が一緒になる。そして、そのまま雑談をしながら帰ることになった。


実は、初めの頃、その自分の違和感に気づいていたのだ。


私は、人に合わせられるタイプでもないし、群れるタイプでもない。そして、ボスに気に入られようとするタイプでもないし、良くも悪くも周りが見えないから、初めから親しい友達ができるタイプでもない。

それなのに、自分がなぜか、そんなことをしようとしている。


あれ??とは、思った。


いやいや。娘が、友達を作ろうと頑張っているし、雑談しながら帰るのも、嫌というわけではないし、情報収集にも、実のところなっていた。



それが、


小学校に通い始めて、数日経ってから、二人の時に、娘が、ポツリポツリと話し始めた。

「学校で仲間外れにされている」と。


4.5人で一緒にいる女の子たちに、何喋ってるの?って聞いたら、内緒って言われたって。仲間に入れて。って言ったら、だめ。って言うから、何で?って聞いたら、同じ幼稚園じゃないからって。言われたって。

でも、これから、6年間同じ学校に通わなくちゃいけない。独り言で、自分の幼稚園の良いところをブツブツ言って耐えたって。


帰ってきてから、幼稚園の頃のように、楽しそうに、学校での出来事をしゃべらなくなった。


疲れているのかな。と思っていたけれど、それだけじゃないらしかった。

爪噛みも、生まれて初めてするようになった。一瞬、見間違いかと思ったけれど、何回かやっていて、気にはかかっていた。その原因もわかった。ストレスだ。


仲間外れにした女の子グループのボスは、どうやら、ボスママの子ども。


娘から、その話を聞いた時に、頭が真っ白になった。それを娘に悟られないように、取り繕って、そんな奴ら、幼稚園に戻ればいいじゃん。

と言って、悲しかった娘の気持ちにひたすら寄り添った。



あとで、思い返してみると、

ボスママに、出身幼稚園を聞かれたので、答えると、

ああぁお勉強のね。。。。って言っていた。


夕食の話になって、その場にいた方達が、冷凍食品が最高だ。という話をしていたので、私は、正直に、私が、添加物が苦手で。。。。って言ったら、

え!!マック食べたことないの??


って言っていた。


保護者会のときも、ボスママ率いる軍団の、一人に、休みの日に、あの公園で会いましたよね??って、聞かれたので、必死に思い返して、、、(誰が小学校同じメンバーなのかよくわかっていない私)

会いました!会いました!!

って答えたら、すん。。。とした対応。。。。

なぜ、会いましたよね。って彼女は、何度もこちらが思い出すまで聞いたのか??


ボスママは、実家も、建てた家も、地元の方で、他のママのこともよく見ているし、なんなら、入学式でしか会っていないのに、うちの娘のことも覚えていた。要するに、周りがよく見えているのだ。


私が、学区外の少し遠い幼稚園に娘を通わせたことや、添加物が苦手なことを、お高く止まっているとでも思ったのだろうか??


それを、同じ幼稚園のママ友軍団で、シェアしたのだろうか?


じゃ、明日ね!

昨日は、どうもね。


という会話が、ボスママ率いる軍団の中で交わされていたから、ママ飲み会でもやったのだろう。


私の妄想と予想と現実が入り混じっているだろうから、事実かどうかは、わからないが、そう考えると、辻褄が合った。



子供が

幼稚園が違うから混ぜない発言をしたことや、

私への、ボスママ軍団の態度。その時、???と思った、接し方。気にしなかったけれど、娘が仲間外れにされた話を聞いてから、思い返すと、やはり、辻褄があう。


もう、モヤモヤが収まらず、一人で頑張るために、小学校の机で幼稚園で楽しかった思い出を独り言で言っている娘を思うと、涙が落ちる。

完璧に、現実に飲み込まれているのは、わかっているけれど、どうしようもできなかった。


抜け出すにも、私のことではないし、娘のことで辛すぎて、どうしたらいいかわからなかった。







つづく