仕事帰りに、同職の友人とお酒を飲みながら、仕事の話をする。人生の話をする。


友人は言う。


「なんだかんだ言ってもさ、屋根がある場所で眠れるし、こうやって、ご飯も食べられるし、あたしたち、幸せだよね。」


って。しみじみ言う。


「うん。そうだね。」


と合わせて言ってはみたけれど、その時のわたしは、全くそんなこと思っちゃいなかった。そう思わなくちゃ(今の状況に感謝すること)と思っていたから、そうだね。と言ったけれど、モヤモヤしか残らなかった。



そうなんだ。寝る場所と、ご飯があるんだから幸せなんだ。そう思わなくっちゃ。と

無意識に自分に言い聞かせていた。


寝れる場所とご飯はあるけど、そんなの最低限じゃん。もっといい想いしている人たちは世の中にたくさんいるのに、なんで私たちは、そんな当たり前の最低限のことに感謝しなきゃならないんだ。

寝れる場所とご飯なんて、ほんとのほんとの最低限じゃないか。

と、本心はモヤモヤしていた。


そして、その状況に感謝して、そう考えられる友人を尊敬したし、なんでそんな風に思えるのか不思議だった。

彼女は、わたしと全く反対のタイプ。


そんな考えが自然にできるから、彼女は幸せなんだろうなぁとも思ったものだった。


その時、私自身を幸せだと思えなかったわたし。

その時、幸せだと言っていた友人の言葉を思いだす。





わたし、今、幸せだわ。。。。

家があって、あったかくて、美味しいご飯が作れて、

いろいろあるけど、基本幸せだわ。。。。。。。。


わたしは、子どもの頃から感謝が足りないとか、感謝しなさいとか、言われることが多かった。わたしは、感謝が足りなくて感謝できない人間だと思っていた。だからこそ、人並みに無理矢理感謝しなきゃと思っていた。

今は、自然と感謝と幸せが湧いてくる。



どん底だと思っていても、行きたい場所に行けるもんだよ。

 

 

  




 

 

心屋オフィシャルカウンセラー

あいの えりこ

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