私は、娘と一緒にいたかった。

子育てがしたい。とか、
きちんとした教育をしたい。とか
幼いうちは、母親と一緒にいるべきだ。とか

そういうんじゃなくて、わたしが、ただ娘と一緒に時間を過ごしたかった。
ただの主婦をして、娘と夫と一緒に穏やかに時間を過ごしたかった。


特に何か特別なことがあるわけではなく、
特に何か素敵なことがあるわけではなく、

日々の生活の中で一緒に過ごす時間が実は、本当は、大好きで、それを望んでそれを選んだ。

わたしは、娘を産んだ時に、瀕死の状態で、産後の体調もなかなか回復せず、何年も具合が悪かった。
以前の私とは、別人のように、身体が動かない。疲れやすい。体力がない。食べ物も時間も周りの人に合わせられない。
仕事をしようとしても、なぜか、やる気はあるはずなのに、気力やエネルギーがみなぎってこない。

自分の奥底の底を見てみると、
産後、ピンピンしていて身体が自由に動いていたら、、、
私は、離婚していただろう。
今までのように、わたしがわたしの力で人生を切り開く。やってできないことはない。赤ちゃんをちゃんと見てくれない夫とは離婚だ。分かり合えない夫とは離婚だ。
誰の助けもいらない。と。

でも、わたしは、産後何年も人の助けがなければ生活ができなかった。今もだけど。笑。

離婚しないでも、
体の回復が早かったら
すぐに仕事を始めて外に出ていただろう。
あちこち、出かけていただろう(タラレバだけれど)

そうならずに
なかなか体のエネルギーが戻ってこなかったのは、ずっと体調が悪かったのは、ずっと娘と時間を過ごしたかったから。
小さいあなたと一緒にいることを心の奥底から望んだから。

体を張ってそれを選んでいたのだ。
思考癖の強い私は、
先のことを考えて、考えて、考えて、世間の常識を考えて、専業主婦はしていない。

私の体。私の本当の本当の願いを叶えてたなんて、やっぱりすごい。

最中にいるとわからないものだけれど、
身体って本当にすごい。そして、ほんとの願いは叶う。