Kリーグチームのコーチの友人は、日本語の勉強を始めるという。
どうも、日本で指導者生活を送るのが夢、らしい。
そろそろ契約更新のシーズンだからねえ。
コーチングに必要な日本語を教えてくれと頼まれた。
走る
突破する
クロスを上げる
普段の練習でよく使う言葉を次から次から訊かれる。
ドリブルとか、パスとか、韓国語でも使うけど、発音が違うので、
ヘンな発音ですねえ、ははは
と、笑われながらも、ぐっとこらえて、
いいの。日本ではこういうの!
・・・。
「集中しろ!」
を教えてあげたところで、友人コーチが
精神力は何と言いますか。
と、訊いてきた。
精神力ってのは、今では日本サッカーでは死語で、
私たち日本人は、韓国サッカーと精神力はセットだと思っているので、
韓国人指導者がに日本に行って、選手の前で「精神力」なんて言ったら、
吹き出されちゃいます。
日本では、禁句!
と、教えてあげた。
こういう、現場で使える、活きた日本語を教えてくれる日本人なんて、どこにもいないよ。
と、つけくわえるのを忘れなかった。
そのあと、復習しようと、教えてあげた単語を、繰り返させた。
その中に「精神力」は入っていなくて、私の教えをしっかり守っているのが、
妙に、嬉しかった。
念には念を、で、
じゃあ、精神力を日本語でいってみてくださいと、いうと、
「精神力」は日本で使ってはいけません。と応えてきた。
ますます、嬉しくなった。