昨日のブログで、赤ちゃんは、いろいろ試しながら、失敗しながら、動きのバリエーションを増やし、脳神経系も発達する、と書きました。

 

体を感じながら、いろいろ試して、失敗することをフェルデンクライスでは大事にします。

 

例えば:

仰向けに寝て、片方の膝を曲げて脚を立て、膝の角度はこのくらい、足と膝をこの位置において、この方向に力を入れ、骨盤を上げ、反対の腕を頭の上にこの角度で伸ばして、寝返りをします、なんて言いません。

 

片方の膝を曲げて脚を立てます。どうしたら少ない力で楽に立てられるでしょうか?いろんなやり方で何度かやってみましょう。つま先を外にして立ててみたらどうでしょう?

うまく立てれずに元に戻ってしまう、あえて失敗してみましょう、失敗と成功の違いはどこでしょう?足で床を押すと左の骨盤が上がりますか?どこに足を置くと少ない力で骨盤が転がるでしょうか?


という調子で、今の自分にとってやりやすいやり方を見つけていきます。いろいろやっていくうちに動きが滑らかになったり、余計な力が入ってたことに気がついて抜くことができたりします。

できなかったことができるように、より楽に、より優雅にできるようになります。

 

正解を示すのではなく、失敗をゆるし、試すヒントを適宜伝え、たくさんの動きを試すことで、いろんな動きができるようになり、巧みさが増します。

 

いろんなバリエーションが増えれば、たとえば、ラグビーとかで右からも左からもタックルを受けても上手に倒れたり抜けられたりする、もし、右からはOKだけど左からだとうまく倒れられなければ怪我をすることがあるかもしれません。

 

いろんな場面で、体を痛めずに、いろんな動きができる。

 

これは、体の動きだけでなく、あらゆることにおいて言えます。

私は「カンブリア宮殿」というテレビ番組が好きでよく見るのですが、多くの今成功している経営者は、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった、の前置きで、いろいろな過去の失敗が紹介されることが多いのです。失敗してもあきらめずに前に進んだからこそ、学んだいろんなバリエーションを生かして巧みに経営されているのだと思います。

 

失敗が許される環境を、失敗を恐れず前に進める環境を提供する、このような学び方を学べるのが、フェルデンクライスメソッドです。

ついでに痛みや動きも良くなりますが。