こんにちは。
命術の叡智を現実を生き抜く「戦略」へと翻訳する、人生戦略トリニティ.Labです。
周りによく気がつき、場の空気を読み、頼まれる前に動ける。
そんな「気が利く人」ほど、実は人知れず疲れていることがあります。
配慮できることは、決して悪いことではありません。
むしろ、周りからは重宝され、感謝されることの方が多いはずです。
それなのに、なぜか自分だけがすり減っていく感覚がある。
それは、あなたの心が弱いからでも、我慢が足りないからでもないのかもしれません。
今日は、そのヒントをくれる、ある社会心理学者の研究をご紹介します。
■「気が利く人」ほど疲れる、構造的な理由
社会心理学者の唐沢かおりさんは、長年「気が利く」という現象について研究してきました。
その中で唐沢さんは、配慮や気配りが「一部の人に集中してしまう」という、組織や集団が抱えがちな構造的な問題を指摘しています。
気が利く人がいると、その場は確かにうまく回ります。
けれど、その快適さは、誰か一人の負担の上に成り立っていることが少なくないというのです。
さらに興味深いのは、唐沢さんが「他人の心を完璧に読める必要はない」とも語っている点です。
人間関係は、実は、お互いに少しずつ読み違えながら成り立っています。
だからこそ、全部を察しようとしなくていい。
全部を背負おうとしなくていい。
■「性格」ではなく「資質」として捉え直す
「気が利きすぎて疲れる」というのは、性格の問題として片付けられがちです。
「もっと図太くなればいい」「気にしすぎだよ」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。
けれど、周囲への配慮が細やかに働くかどうかは、生まれ持った資質や感受性の傾向に、かなり左右されるものでもあります。
西洋占星術で扱う心理面の資質や、素質論でいう消耗しやすいポイントは、まさにこの部分と重なります。
算命学が「流れ」を見るなら、西洋占星術は「心の動き」を、紫微斗数は「人生全体の構造」を映し出します。今回のテーマでとりわけ関わってくるのは、心の消耗と回復のリズムを映す占星術の視点です。
自分がどこで疲れやすく、どこで満たされるのかという「取扱説明書」を持っておくことが、配慮そのものをやめるより、よほど現実的な対策になります。
■配慮をやめる必要はない。ただ、全部背負う必要もない
唐沢さんは、社会心理学という学問の魅力について、「今まで腑に落ちなかったことが、腑に落ちるようになる」ことだと語っています。
これは、人生戦略トリニティ.Labが占術に対して大切にしている姿勢と、驚くほど近いものです。
当てることが目的ではなく、「なぜ自分はこうなのか」が腑に落ちて、初めて次の一歩を選べるようになる。
そのための道具として、私たちは命術を扱っています。
「気が利く」ことは、あなたの美点です。
無理にやめる必要はありません。
けれど、その配慮を毎回全部、自分一人で背負う必要もないのです。
今日はここまで、ここから先は誰かに委ねる。
そんな線引きを、少しだけ自分に許してあげてください。
正解は、我慢して配慮し続けることでも、配慮を完全にやめることでもなく、その間のどこかにあります。
自分の資質を知ることは、その落としどころを見つけるための、確かな手がかりになるはずです。
人生戦略トリニティ.Labでは、
占術を「未来を当てる道具」ではなく、
「自分で決めるための人生戦略」として活用する方法を探究しています。
人間関係のお悩みについて。それは、同じ事実をみても解釈が違うという認知のズレ。
これを認知科学の視点から話題にしています。よければ「スキ」を押していただき応援
していただけると嬉しいです!


