災害時の備えとして

 

横浜市は犬と猫にマイクロチップを埋め込むことを推奨しています

 

 

 

 

昨日、磯子区で行ったきたペット防災セミナーでも

 

マイクロチップについて紹介しました

 

 

 

 

今日はマイクロチップを

 

愛犬に埋め込むことについてどう思うか

 

改めて考えてみました

 

 

 

 

 

まず、マイクロチップとは、

 

・マイクロチップ

 

★どんなものなのか?

 

直径2㎜、長さ約8~12㎜の円筒形の電子標識器具

 

15桁の数字(番号)が記録されており

 

この番号を専用のリーダー(読取器)で読み取ることで個体識別することができます

 

 

 

 

★どうやって装着するのか?

 

通常の注射針より少し太い専用のインジェクター(チップ注入器)

 

を使って背側頚部(首の後ろ)に注入する

 

動物病院で装着することが出来る

 

 

 

 

★痛いのか?

 

痛みは普通の注射と同じくらいといわれているようだけど

 

こればっかりは受けたワンちゃんしかわからないのだと思う

 

ワンちゃんの様子によっては局部麻酔をし

 

痛みを与えないようにすることもあるようですが・・

 

 

 

 

★費用は?

 

埋め込みとデータベース登録料で3000円から5000円程度

 

埋め込み費用が動物病院によって異なるようです

 

因みに横浜市は補助金制度があります

補助金額:1頭につき1,500円(ただし施術費用が1,500円未満の場合は支払った額)

 

多頭飼いの場合は大きいですね

 

 

 

 

 

★埋め込んで体に問題ないの?

 

日本では影響が報告されていないようです

 

が・・海外では装着時の失血や装着後に癌が出来たことがあげられているようです

 

それは怖い・・

 

埋め込む技術なのか、マイクロチップ事態の作りが違うのか・・

 

とりあえず日本では報告されていない

 

とのことですが・・うーーん

 

 

 

 

因みに、ドッグトレーナーの先輩のワンちゃんは

 

背中に埋め込んだはずのチップが前足まで移動しています

 

ただ、その状態でもちゃんとスキャンして読み取れていますし

 

ワンちゃんも元気です(^^;

 

それはどうなんだ~~~?

 

 

 

 

 

★マイクロチップを装着すると何がいいの?

 

やはり最大のメリットは

 

個体識別が出来るので

 

もしも、迷子になっても戻ってくる可能性が高いということ

 

 

 

 

で、ふと考えていたのが

 

私は横浜市動物愛護センターに収容される

 

犬達のトリミングを数年担当していました

 

愛護センターが出来たのが今から5年前くらいかな?

 

当初は譲渡対象になっている45部屋の2/3くらい

 

常にワンちゃんが入っている感じでした

 

だからそれくらい収容犬がいたということ

 

 

 

 

で、収容犬の中には

 

迷子の犬(飼主不明の犬)

飼えなくなった犬

 

が主なのですが

 

 

マイクロチップが普及すれば

 

迷子になってもすぐに返還される犬が増えるのか・・

 

 

 

 

 

現状の数字はこんな感じです

 

 

横浜市動物愛護センター収容犬詳細

 

平成28年度

飼い主不明犬   204頭

返還数      165頭

 

横浜市動物愛護センターHPより

 

 

返還された犬達のうち

 

どれくらいがマイクロチップがついていたのか

 

書かれていませんので

 

あれですが・・

 

165頭は返還されている

 

うーん・・結構返還されてますね

 

 

 

 

でも、39頭は不明のままだったとも言える

 

因みに安楽死処分数は 36頭

 

もちろん、不明=処分ではありませんが

 

39頭のうち、飼い主が特定できれば 

 

処分されなかった犬もいるのでしょう

 

 

 

 

マイクロチップさえ装着していれば

 

飼主さんのもとに戻れたなら

 

命を奪われることがなかったのなら

 

それは推奨されるべきことなのだと思う

 

 

 

 

 

でも、その前に

 

自分の犬が迷子になったらどうすべきか

 

どこに連絡すべきか

 

ここがしっかりしてれば

 

戻る可能性も高い

 

だから、マイクロチップの装着を推奨するなら

 

迷子になったらどこへ連絡するのか

 

こちらもしっかり広める必要がある

 

 

 

 

 

 

ただ・・災害時は別

 

連絡手段がない

 

連絡先が機能していない

 

連絡先がわからない

 

探すどころではない

 

日常の生活とは違うわけですから

 

このような状況でも把握が出来るように

 

災害時対策として

 

マイクロチップの装着が推奨されているのだと思います

 

石巻にボランティアに行って

 

それはとても感じました

 

 

 

 

 

 

で、私は結局どう思っているか

 

 

私の愛犬は2頭

 

・中型雑種犬のきょうちゃん

・トイプードルのルル

 

 

で、

 

中型雑種犬のきょうちゃんには装着されていて

 

トイプードルのルルには装着されていません

 

 

 

 

 

2頭とも成犬になってから里親になりました

 

きょうちゃんは、うちに来る前に

 

保護団体がすでに装着してくれていました

 

ですので、私が決断して装着した訳ではないのですが

 

この子は入っているという安心感があります

 

首輪や胴輪が外れてしまって

 

個体識別するものが何もなくても

 

”マイクロチップが入っている”という安心感があります

 

 

 

 

 

 

 

実際に自分できょうちゃんの背中に

 

読み取り機器をあてて

 

スキャンしたことがありますが

 

ちゃんと、15桁の数字がパッと出てきました

 

で、それを災害時のペット手帳に書いてあります

 

 

 

 

 

 

 

では、なぜトイプードルのルルは装着してないのか

 

・・・・・

 

・・・・・

 

決心がつきません

 

2キロの小さな犬なので

 

心配なのです・・

 

そしてこの子に本当に必要なのか

 

結構なストーカー犬で

 

私のそばをぴったりくっついてくる犬・・

 

だから私の中で

 

いや。。この犬いなくならないでしょ・・

 

って気持ちがあるのだと思います

 

でも・・もしもってことがありますからね

 

今もこの子に装着するかは

 

ず~っと迷い続けているところです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

@横浜しつけ教室 パピー教室 マイクロチップ