昨日の記事の続きです

 

じゃあ、

 

・ゴミをあさったり

 

・オシッコを失敗したり

 

・テーブルの上にのったり

 

飼主さんにとって悪いことを

 

愛犬に教えるにはどうしたらいいのか?

 

 

 

 

飼い主さんが考える、もしくは現在実践しているのは

 

ダメ!と強く叱ることではないでしょうか?

 

低い声でハッキリ言う

 

 

・ゴミをあさっていたらダメ!って言う

 

・オシッコ失敗したらダメ!って言う

 

・テーブルにのったらダメ!って言う

 

 

 

このタイミグで叱るのは、実はちょっと遅い!

 

 

 

・すでにゴミあさってるし

 

・すでにオシッコしてるし

 

・すでにテーブルにのってるし

 

行動を止められているのではなく、

 

行動が起きた後にリアクションをしている状態

 

これでわかるわんちゃんもいるかもしれませんが、

 

実はワンちゃんにはわかりにくいタイミングです

 

 

 

 

 

もしも、上記の行動をやめさせたいなら・・・

 

 

その行動をまさにとろうとしている瞬間に言う必要があります

 

なので、

 

・ゴミ箱に前足、もしくは顔を突っ込もうとしているまさにその瞬間

 

・オシッコをしようとしているまさにその瞬間

 

・テーブルにのろうと近づいて見上げたまさにその瞬間

 

このタイミングです!

 

 

 

 

 

しかも、言い方も重要!

 

ダメ!って言い方がワンちゃんにとって弱いと

 

怒られてるって認識がないので、意味がありません

 

で、もっと強く、もっと強くってどんどん言い方が強くなると

 

最初は効き目があっても、だんだん慣れて

 

いつも怒鳴ってもぜーんぜんわかりませーん。の犬が出来上がります 笑

 

元気でパッパラピーのワンちゃんが多いかな。このタイプ

 

で、もうわからないと、飼い主さんイライラして手がでちゃうこともあるかな

 

(これ順化っていいます)

 

 

 

逆ももちろんあります

 

ダメ!って言うのがワンちゃんにとって強すぎると

 

ビックリしすぎて飼い主さん自身の声に敏感になることもあります

 

そうなると、飼い主さんの声や動きに過敏に警戒するようになる

 

ようするにいつもビクビクするようになり、距離を生むこともあ

 

こうなるのは繊細なワンちゃんが多いです

 

(これ鋭敏化っていいます)

 

 

 

 

 

ワンちゃんがわかるタイミングで

 

それぞれのワンちゃんに合った言い方で

 

ダメ!って言う必要があります

 

 

 

ここまでわかりましたか?

 

 

 

で、めんどうなのが・・

 

それを学習するまで毎回一貫して行う必要があります

 

毎回ですよ(^^;笑

 

仕事から帰って疲れてても

 

朝、忙しくても

 

ワンちゃんはそんなこと考慮してくれません

 

 

 

そして、飼い主さんがいる間は頑張ったとしても

 

留守中に上記の行動を一度でも起こしてしまったら

 

いない間はダメ!って言われないことを学習します

 

 

ですので、留守中にぜーんぶやってしまうということが起きます

 

 

 

 

そして、そして叱るだけじゃなくて

 

どうすれば良かったのかも教える必要があります

 

・ゴミあさらなかったらガムが貰えた

 

・トイレでオシッコしたらおやつくれた

 

・テーブルの上にのらなかったら遊んでもらえた

 

 

 

 

 

 

ここまでの内容をまとめると

 

ダメ!って言って悪い行動をしないようの教えるには・・

 

1.ワンちゃんがわかるタイミングで言う

 

2.それワンちゃんに合った適切な強さで言う

 

3.学習するまで一貫して行う

 

4.どうすれば良かったのか教える

 

 

・・・

・・・

・・・

 

 

めんどくさ!!笑(^^;

 

 

 

 

これ現実的に出来そうですか?

 

時々、一回ダメ!って言ったらやらなくなったってワンちゃんは確かにいます

 

 

 

 

でも、ダメ!で教えることを理論的に説明すると

 

こんなに項目あるわけです

 

一回で覚えるとか、飼い主さんが上手にやれるようでしたら

 

それで良いと思いますが

 

全然覚えないって言う方がいたら、

 

上記の項目の何かが足りてないということです

 

 

 

 

 

で、私は出来ないことをするより

 

現実的に出来ることをいくつか提案してます

 

ゴミ箱をあさる

→ゴミ箱にふた付けて絶対あされないようにする

→ゴミ箱事態に近寄れなくする 柵をする

→ゴミ箱を犬が届かない場所に置く

 

オシッコの失敗

→トイレを覚えるまで犬が行動できる範囲を制限する(リビングの半分とか)

→失敗する場所に行かないように環境を作る(死角をなくす)

→失敗する場所が特定の場所ならその場所をトイレにする

 

テーブルの上にのる

→テーブルに乗れないように椅子をしまう

→テーブル事態を乗れない高さに変える

→テーブルの上に物がのっていてのれないようにする

 

 

上記は一部ですので、それぞれの状況によって提案はまったく変わってきます

 

ようするに、何かを教えることよりも

 

その行動が起きないように環境を変えてしまった方が

 

現実的で楽なこともたくさんあります

 

 

 

ダメ!っでワンちゃんに教えるには

 

飼主さんの能力と労力が必要になります

 

だから、ワンちゃんが覚えない

 

ワンちゃんがバカなのではなくて

 

覚えるのには上記の項目が必要なんだってことを

 

理解してあげてくださーい

 

 

 

 

 

 

 

 

@横浜しつけ教室 子犬のしつけ