ワンちゃんと一緒に寝てもいいのですか？
時々、質問されます
私の答えは ”寝てもOK” です
では、なぜ寝てはいけないという説があるのか
一緒に寝ることで、デメリットがあります
１．一頭で寝られなくなることがある
２．飼い主の寝返りでつぶしてしまうことがある
３．寝床に入る飼い主に唸ったり噛むようになることがある
すべて、そのように”なることがある”という可能性です
では、詳しい解説と対処法をご説明します
１．一頭で寝られなくなる可能性がある
いつも一緒に寝るのが当たり前だと、
一頭でいることに慣れず、
一頭にされると不安になり、
鳴いたり吠えたりするようになることもあります
毎日一頭でお留守番をしているなら
日常の生活では困らないかもしれません
ただ、日中は飼い主さんがいない時なら一人で眠れるけど、
夜、もしくは飼い主さんがいる時に一頭で眠れないかもしれません
そうなると、
旅行に一緒に出掛けた際の宿泊先で困ります
犬連れOKなホテルやペンションでも
ベッドや布団に犬を入れてはいけないところは多いものです
また、入院する時ホテルに預ける時、災害時も同様に
一頭で寝ることを強いられます
飼主さんがいないことであきらめて眠る場合もありますが
不安が強いと、夜中ずっと吠えていることもあります
時々、同じ部屋に飼い主さんがいるけど、
サークルやクレートで寝かせる習慣をつけると良いと思います
その時は、出来るだけ散歩や遊びをたっぷりして
眠い状態を作り、眠るまで近くにいて眠ったところで少しのはなれてみて下さい
２．飼い主の寝返りでつぶしてしまうことがある
これはすごく危険ですね
というのも、飼い主さんの熟睡度合いにもよりますし、
寝返りをうつのかうたないのか
また、愛犬が飼主さんにぴったりくっついて寝るタイプか
それにもよります
そして、愛犬の大きさと飼い主さんの体格
愛犬をつぶしそうになった時に愛犬が自分で
サッとよけてくれるなら良いのですが
時々、うぅ～って怒るようになるワンちゃんもいます
これ、つぶされるから怒るのは当然です
で、唸っているのに飼い主さんが気づかないと
よけるか
噛みつくか
どっちかになります
なので、
寝返りが多く、熟睡タイプで、体格が大きめの飼主さんで
犬がぴったりくっついて寝たいタイプで、小型犬、子犬、よけるより怒るタイプは
一緒に寝ない方が無難です（＾＾；
３．寝床に入る飼い主に唸ったり噛むようになることがある
飼主さんと寝るベッドがワンちゃんにとってお気に入りの場所になると、
そこに近づく人や犬に対して唸ったり噛みくことがあります
同居犬に対しては取り合いになって喧嘩に引き金になることもあります
そして、飼い主に対してはお気に入りの飼主なら
ベッドに入るのはOKだけど
その飼い主以外の飼主にはうぅ～って怒るの多いです
一番多い例は
奥さん＆ワンちゃん はOKで
そこに旦那さんが侵入 はダメってタイプ
もちろん逆もありますが
で、そうなった場合は
手を出そうとすると噛まれたり吠えかかったり
危険です
侵入する方法は２つ
（１）躊躇なく侵入する
これは結構勇気がいります
ワンちゃんに学習させたいのは
唸ってもなんの効果もなく
絶対に入ってこられてしまうということ
何も言わず、早歩きで一気にベッドに侵入するのみ！
少しでも躊躇すると、怖がっている とバレてしまい
唸っている効果があると思われてしまいます
ただ、この方法警告しているだけの唸っているタイプに向きます
本気で噛む犬には、怖いですし、危険ですので別の方法を
（２）守る以外の行動を引き出す
①大好きな食いつきのよいおやつを使ってベッドから引き離す
大好きな食いつきの良いを使って誘い、ベッドから降りた場所に投げます
ベッドから犬がどいてしまえば、大抵侵入できます
最初はおやつを数個、ベッドから降りて食べている間に侵入してしまいましょう
ただ、これを毎回やってるとおやつに慣れたり飽きることもあるので、
②を最終的に練習しておきましょう
②移動する合図を教えておく
”こっち”とか”おりて”とか合図によって移動することをベッド以外の場所で教えておきましょう
一緒に寝るのは悪いことではなし、
一緒に寝るのが楽しみで犬を飼ったという方もいると思います
一緒に寝る時の危険とデメリットを理解した上で
どうするのか、どうしたいのか、考えてみて下さいね～（＾＾）
＠横浜しつけ教室